第488話 666と獣の関係

「獣って666だね」

  「そう」

「数字の意味を知りたい」

  「難しい注文だなー」

「子供でもわかる話ってない?」

  「考えてみよう」

「うん」


・・・

「子供でもわかる」という観点で、難しい考察に乗り出した。


なぜ、「666」が「獣の数字」なのだろう。




 ■バランスを崩す者


スポーツの試合なら、引き分けを「五分五分」と表現する。


それが最終回でない状況なら、片方が一点でも追加して終われば勝者である。


ここから「6」を理解すると、


→ 勝ちに向けて一線を越える


つまり、引き分けを乗り越え、勝ちを目指す精神性を意味している。


国家間なら、領土の線引があっても、それを踏み越えて侵略し、面倒を起こしてしまう相手なのだ。


平等の立場(五分五分)を超えて「相手から奪う」という精神が「6」という意味になる。


それが三度繰り返されると、


→ 確定


つまり、間違いじゃなく「その気満々」という数である。


一度だけの場合、ペットの様子で心理状態が理解出来る。


犬が、餌を盗み食いして飼い主に見つけられ、「チラリ」と上目遣いに後悔を見せながら、半身を隠している姿・・・

それなら、まだ可愛いのだが。




 ■666の獣は確信犯


分を超えた欲望を抱き、周囲の目を気にもしない確信犯が世の中に君臨している。


それは、納得を得られない「欲望丸出しの獣」であり、単なるペットようなものではない。


創造主の目が問題視する姿であり、バランスを欠いた営みを続けている存在だろう。


商業分野に例えれば、相手の技術者を飛行機に乗せて呼び出し、戦闘機で撃墜して全滅させ有利に立つ・・・など。


顧客満足度からシェアを伸ばした場合と、訳が違うのだ。


しかし、「666の貪欲」は全て発覚する。


これから先は、光の時代であるからだ。


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