第340話 右手と左手の年

「今年は何か裏と表の年だね」

  「どんな意味で?」

「裏で世情の変化が凄い」

  「うん、表は平静を装う」

「解説出来る?」

  「聖句があるよ」

「どれどれ?」


・・・

「右手」という存在と

「左手」という存在が

別の動きをしている。


これは、「左手の天下」にコッソリと侵入した「右手」がいて、「目立たない動き」をしているという話だろう。



マタイ6章3~4節

ですから、人に親切にする時は、右手が何をしているのか左手でさえ気づかないくらいに、こっそりとしなさい。 そうすれば、隠れたことはどんな小さなことでもご存じの天の父から、必ず報いがいただけます。



表面の意味と別に、隠された意味が読めるが、そうした人は限られている。


→ 日本人


彼らは神社の狛犬を知っているから、その左右の狗に当てはめて、他国とは違った解釈が出来るのだ。


但し、自分の目から見ての「左右」じゃなく、神殿の神(父)の立場から判断する必要がある。


→ 「阿の狗」は左手

→ 「吽の獅子」は右手


とすれば、左手がコロナ禍を広げている今、(2022年)に聖句が当てはまっている。


誰が裏で動き、「施し」を考えているかが伝わって来る。


ただ、「左手」が邪魔をするから、「右手」は隠密行動をするしかないのだ。


そうした二層の状態を知って、辛抱しながら待つしかないのだろう。


今年は、「右手と左手の年」なのである。


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