第314話 カゴメ歌の謎解き
「またカゴメ歌、調べてるの?」
「うん」
「進展した?」
「かなり」
「教えて!」
「何から話そうか」
「あの動き」
・・・
あの挙動を不思議に思う。
カゴメと歌いながら手を繋いでいる周囲の子供たちは、
真ん中で屈む子をまるで監禁しているかのような動きをしている。
それが大きなヒントだった。
実は、
「屈む」(かがむ)と
「囲む」(かこむ)は
「かごむ」を暗示している。
「かごむ」と聞けば
「籠」を思い出すだろう。
そこから、
「籠の中」で火を焚く
「篝火」(かがりび)
という言葉も出て来る。
※ 漁師は夜、「篝火」を使って魚を捕る。それを「漁火」(いさりび)とも呼ぶ。
羅列してみよう。
屈む → かがむ(かごむ)
囲む → かこむ(かごむ)
篝火 → かがりび(かごりび)
キーワードは
→ 籠(かご)
籠は英語で?
【cage】ケイジ
原義:洞穴→オリ→鳥かご
1.鳥かご。
2.監禁する。
3.追い詰める。
ローマ字式に
「かげ」と読める。
cage→ カゲ
それを日本語と繋ぐ方言がある。
【影】かご
上代東国方言の発音。
「かげ」を意味する。
「影」(かげ)を「かご」と発音した事から・・・
「かげ」と「かご」は共通。
「そのように受け取れ」と教えているのだ。
「籠」は「影」であり
龍による→ 「監禁」だと
だから子供たちは歌う。
「何時何時出やる」
また、「屈んだ」は
「可汗(カガン)だ」
を意味し、
真ん中に屈んだ存在が「君主」である事を教えている。
【khaghan】カガン
韃靼(だったん)・モンゴル・トルコなど北方遊牧民の君主の称号。ジンギスカンなど。
その可汗(かがん)とは、エルサレムを脱出し、モンゴル地域を抜けてきたイエスの弟子たちが頼りとする「主」・「一枚目イエス」を指しているのだろう。
日本には「加賀」百万石もあるが、寿命の有る人間ではないはずだ。
イエスの篝火(漁火)は今、
ネットの中に封じられ監禁されている。
※ 漁火があれば、「魚である鬼」が捕獲出来るのに・・・
こんな英語もあった。
【ethereal】イーサリアル
1.微妙な、霊妙な、この世のものとは思えない。
2.空気のような、極めて軽い。
3.天空の。
4.エーテル性の。
発音は微妙だが、日本的解釈なら、確かに「イエスの漁火」に思えるのではないだろうか。
子供たちは、遠い過去から神界の存在に期待しているのだ。
謎を解きつつ時を待とう。
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