第278話 神々が御為ごかしを使うのか?

「御為ごかしってなに?」

  「ニセの献身やね」

「すると女性的な行為?」

  「分類はそうなる」

「神々もやるのかな」

  「どうかな?」


・・・


【御為ごかし】

表面は相手のためになるように見せかけて、実は自分の利益をはかること。



これを、創造主の勢力は使わない。


しかし、地上の神々なら・・・


人類はそれにすっかり騙され、翻弄されたのだとしたら。

考えを変えなければ・・・




 ■男の悪にすり替えた?


見えない相手の犯罪を推理する時、まず「手法」の分析を行う。


もし相手が女性の神なら、「すり替え」を続けているだろう。


→ 悪いのは男だぞ


しかし、聖書は正反対を教えている。


→ 女が禁断の木の実を食べて、夫にも与えた

(奈落への切っ掛けとなった)


社会で女性が献身的な役割を担っているから、男は女の悪をあまり想定に入れない。


しかし、悪意の有無は別として、男性は女性の策略を見抜けない傾向であるのは確かだ。


弱者を庇護すべきと教えられているから、女性的犯罪・・・「毒を盛る」「悪路へ導く」などの話を軽視する。


加えて日本には「四谷怪談」が流布している。


→ 悪いのは男だ

→ 伊右衛門だ



もし、

神々が女であれば、女の悪事を思慮に入れない社会が構築されていても不思議ではない。


つまり、身近で細々と世話焼きをしてくれる女性的な神々の正体を暴く物差しはここにある。




 ■地上はアマゾンだったのか


南米のアマゾン領域には女性戦士がいたという。


つまりそこは、


→ 尼ゾーン


戦う女がいる領域は尼ゾーンと呼べるだろう。

ならば、「天ゾーン」もそうだろうか?


鬼は中天(鳥が飛ぶ高さ)を飛んでいると言われている。


日本語の「天」(あま)がそのあたりを意識している。


屋根の鬼瓦は、その「あま」を睨んでいるのだ。


どうやら先人は、神々が尼であり中天を飛んでいると知っていたらしい。


想定から外してばかりだったが、これを常に頭に置くことにしよう。


「神々が御為ごかしを使うのか」


鬼ならそれを使う。


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