第276話 「部落とは?」カミの裏表

「カミの裏表を考えた」

  「どう?」

「紙は裏も表も白いでしょ」

  「うん」

「けど、一方は空虚」

  「すると、神もそれかな」

「そう、日本人へのヒント」

  「神と紙ね」


・・・

昔の巻物は普通、記入面にだけ記されている。


裏はブランクという意味だ。

そして神も。



発音はどちらも「カミ」。

しかし神の裏は似非。

(実がない)



英語ではこうなる。


→ 表の神(白)(white)

→ 裏の神(空白)(blank)


英語の「blank」(ブランク)は情報なしという意味で「black」(ブラック)に並ぶ。

(正体が掴めない)



【blank】ブランク

原義:白い(何も書かれてない)

1.白紙、記録なし。

2.空虚、成果なし。

3.忌々しい。

4.見えなくする。

5.封鎖する。

6.考えないようにする。

7.消し去る、忘れる。

8.ポカンとして。



日本でも使っている。


「ブラブラしてたら駄目よ」



「ブランコ」のようだが、実は「ブランク」に該当。


そして、こんな言葉を思い出す。


→ 部落


「ブラック」(リスト)や由緒不明という感じで扱われているようだ。


為政者の民衆把握から外れていたとすれば・・・頭に浮かぶのは「白装束」。


※ 「レビの集団」は、選民の人口調査から外されていた。




 ■日本に別のレビ族が?


「あの白い連中はなんだ?」

  「正体不明です」

「ブラブラしてるだけか」  

  「そのようで」

「意思疎通は?」

  「素性は言いません」

「監視すべきだな」



日本でのレビ族は、天皇の系譜を補助し、神事に勤しんでいる。


(ユダ族に同行していたレビ)


聖書が教えるように、各部族に散っているレビ族は特別な扱いを受けていた。


生活のための労働は免除され、

神事に専念。


民衆が援助し、食料などの生活物資を提供していたから、レビは祭り事に専念できた。



しかし、ソロモンの子の時代に王国が分裂。


ユダ族と十部族が成立。


ヤロブアムが十部族の王に就任すると、彼は正しい神から離れた。


崇拝したのは


→ 金の子牛


それまで国内にいた祭司(レビたち)は追放される。


また、愛想を尽かした多数のレビが、狂った王を離れユダ族の国に移住した。


しかし、十部族の先行きを心配して遠巻きに見守る集団がいた可能性がある。


それは「レビだけの国家」となっただろう。


これを「韓国」だとすれば、辻褄が合う。


→ 韓国→ カーン(祭司)国


想定になるが、天孫降臨の際、彼らの一部が列島に移住した可能性が高い。


白装束の部外者集団として・・・


彼らは、「動物の解体」及び処理の専門家である。


※ 聖書のレビ記には、神に捧げる動物の解体と処理の方法が事細かく記されている。その子孫が手掛ける仕事といえば、食肉業、革産業だ。


彼らは決まって、白装束を身に纏っていた。


朝鮮半島の李氏朝鮮時代に、民の装束は白であった。


「仕事もせずにブラブラしている」という評判まで聞こえて来る。


※ 本職は「イの神に仕える」という専業であったから、動物の解体以外はあまり得意ではなかった。


ちなみに、「李氏」の「李」は、正式には「イ」と発音する。


→ 「伊の神」の「イ」と重なる



多角的視野からすれば、李氏朝鮮と日本の部落と、十部族に寄り添っていたレビ族が一致するのである。



部落に「ブランク」の意味があったとしても、それは日本側が付した名称だ。


彼らがもし、裏の神に離反してヤロブアムを離れた人々なら、過去を思い出して「伊の神」に帰依して欲しいものである。


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