第259話 竜虎の戦い

「竜虎の戦い、知ってる?」

  「うん切手にもある」

「意味が深そうだね」

  「聖書がヒントでしょ」

「えっ?」


・・・

東洋には、なぜこの構図があるのだろうか?


それは究極の対立とされている。



参考

(以下ウイキべディアより)


竜虎の組み合わせは古代中国より用いられており、その意味するところは『易経』にある「龍吟ずれば雲起こり、虎嘯けば風生ず」「雲は竜に従い、風は虎に従う」に由来するとする説がある。宋の時代に『易経』の一節が絵にされて広まったという。


・・・

遠い昔、ユダ王国が2つに分裂した。


12部族のうちユダ2部族は歴史に残されているが、10の部族が消滅。


おそらく中国大陸の各地に散ったままになっている。


彼らの中の記憶は消えたのか?


いや、聖書の伝説は形を変えて残されているだろう。



「竜虎の戦い」は、中国から出ているが、聖書の中の重要なテーマと一致している。




 ■天の勇と地上の勇


人類を救うため、創造主の御子が、地上に生まれた。

(地上の勇=イエス)



彼は「ユダ族のライオン」として描かれ、東洋的には「虎」になる。


「張り子の虎」が、「子供」を護るシンボルともなっている理由はそれだ。


→ 虎=イエス(天のロゴス)



他方「龍」は?


ロゴスとの対立勢力。


龍は当初、神殿(創造主)の左を守っていた「阿の狛犬」(ルシファー)。


日本の神社が教えるように、初期のルシファーは忠実だったが、我欲で動くようになった。


エデンの策略で人類を手中にし、やがて地球の領域に封じられて「龍」(竜や蛇の勢力)として描かれるようになった。



聖書は「竜」と「蛇」をワンセットで扱っている。


違いは「足の有る無し」だ。


エデンで人の祖先を騙した結果、父なる神は「蛇」に宣告する。


「お前は一生、腹ばいで進む」


意味は


→ 足を奪われた


竜に「足」があるのに、蛇には無い。


「足って何?」

  「日本語がヒント」


日本人は、こんな言葉を使う。


「今日は足が無い」

「駅まで乗せてくれない?」

・・・


つまり「車」などの「移動手段」を「足」と呼ぶ。


そこで、竜と蛇の違いは、

「移動手段の有無」という事になる。


神々(宇宙勢力)の乗り物といえば?


→ UFO

 (ベツレヘムの星?)


これが無いと「次元」を超える事が出来ない。



結果、蛇は「地」(選民)に腹を密着させて動く。


我々に付き纏う「鬼」は「蛇」に相当する連中なのだろう。



「竜頭蛇尾」という諺が教えているのは、


「当初の勢いが尻すぼみで終わる」という結果だ。


イエスの再臨により、悪の頭目が力を失うからである。




 ■イエスが戦う相手


福音書のイエスは、風を叱って嵐を沈めた。


これは易経が教える「虎の能力」(風を操る→薙ぎ風)に合致している。


竜は「暗雲」がシンボルだが、聖書は「神の子シロ」が「白い雲に乗って来る」とも教えている。


竜(龍)に様々な色分けがあるように、その立場にも類別がある。


大まかには


1. 「黒い雲」の龍

2. 「白い雲」の龍



黒い雲(暗雲)が「サタン(左端の勢力)」に属している事は明白だ。




 ■二者が混同する神話


「天叢雲剣」(アメノムラクモノツルギ)は、出雲国を成立させた素戔嗚命(須佐之男の尊)が「黒い雲の龍」の勢力から奪取したのではないかと考える。


※ それは、大きく湾曲した「アラビア風」の剣であったという。


(「天叢雲剣と草薙の剣は全く別物だった」・・・でウェブ検索)



「草薙の剣」と混同されている「天叢雲剣」は、預言者イザヤの時代の中東から持ち込まれた剣にも思える。


いずれにしても、出雲勢力は預言者イザヤが列島に携え入れたユダの王統であり、王子「インマヌエル」が軸だった。


その勢力はイエスの弟子の一団が率いていた大和朝廷の先輩格という立場になる。


天叢雲剣と草薙の剣が同一視されていたように、「素戔嗚命」も別の二者が同一視されている可能性があるわけだ。



日本史はこのように、鬼の掻き回しで混乱しているが、「竜虎の戦い」については理解が深まった。


イエスは、姿を隠す天空の強敵と「孤軍(虎軍)奮闘」していたのである。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る