第245話 終わりの日に知るべき事

「聖書の終わりの日が来たね」

  「そう、歴史が終わる」

「えっ! 消滅って事?」

  「一つのヒントがあるよ」

「それは?」

  「始まりの日を探査する」

「はじまり?」


・・・

「終わりの日」というなら、

「始まりの日」があって当然。


しかし、どこで何がどのように始まったか・・・という事情を我々は知らされない。


どうしてだろう。


「世の終わり」という言葉は、西洋人を恐ろしい心境に駆り立てる。


→ 第三次世界大戦かも



ならばまず、「始まりの日」を考えるべきではないだろうか?


さてそれは?



 ■始まりはこれだ


創世記3章 (隠れた二人)

8 彼らは、日の涼しい風の吹くころ、園の中に主なる神の歩まれる音を聞いた。そこで、人とその妻とは主なる神の顔を避けて、園の木の間に身を隠した。



人が隠れた理由は?

→ 罪の意識

神の光明が怖くなって隠れたのだ。


※ 余談だが、「隠れる者」である「鬼」も、実は罪の意識を持っている。だからこそ「隠れる」のである。


鬼は詐欺(蛇の誘惑)によって人を罪の仲間に誘い込んだ。


その反射として神からの宣告。




9 主なる神は人に呼びかけて言われた、「あなたはどこにいるのか」。


10 彼は答えた、「園の中であなたの歩まれる音を聞き、わたしは裸だったので、恐れて身を隠したのです」。


11 神は言われた、「あなたが裸であるのを、だれが知らせたのか。食べるなと、命じておいた木から、あなたは取って食べたのか」。


12 人は答えた、「わたしと一緒にしてくださったあの女が、木から取ってくれたので、わたしは食べたのです」。


13 そこで主なる神は女に言われた、「あなたは、なんということをしたのです」。女は答えた、「へびがわたしをだましたのです。それでわたしは食べました」。


14 主なる神はへびに言われた、「おまえは、この事を、したので、すべての家畜、野のすべての獣のうち、最ものろわれる。おまえは腹で、這いあるき、一生、ちりを食べるであろう。


15 わたしは恨みをおく、おまえと女とのあいだに、おまえのすえと女のすえとの間に。彼はおまえのかしらを砕き、おまえは彼のかかとを砕くであろう」。


16 つぎに女に言われた、「わたしはあなたの産みの苦しみを大いに増す。あなたは苦しんで子を産む。それでもなお、あなたは夫を慕い、彼はあなたを治めるであろう」。


17 更に人に言われた、「あなたが妻の言葉を聞いて、食べるなと、わたしが命じた木から取って食べたので、地はあなたのためにのろわれ、あなたは一生、苦しんで地から食物を取る。


18 地はあなたのために、いばらとあざみとを生じ、あなたは野の草を食べるであろう。


19 あなたは顔に汗してパンを食べ、ついに土に帰る、あなたは土から取られたのだから。あなたは、ちりだから、ちりに帰る」。




終わりの日に言及するなら、

「始まりの日」に宣告された神の言葉を思い出そう。


19節では、苦痛の人生と寿命発生が言い渡されている。


そして人類は「世の神」(夜の神)からの支配を受ける事になった。


つまり人類は「長期の夜」に暮らして来たのだ。


ならば「終わりの日」は、そうした苦痛の夜が終わる・・・「夜明け」なのである。


日本人だけがこれを理解出来る。


→ 世の終わり=夜の終わり


世(夜)の神に縛られる時代が終わる。


→ 開放


それは、喜ばしい話ではないだろうか?


これが終わりの日に向けて知るべき事だ。


確信しよう。


それは「救いの日」である。


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