第204話 ズレた同調

「このラジオ調子悪い」

  「どうなる?」

「局を合わせてもすぐズレる」

  「あらら」


・・・

これが当て嵌まる世界があった。


→ キリスト教



イエスは、教えていた。


→ 「世に聖霊は来ない」


聖霊なしでは、戒めから逸れてしまう。



ヨハネ

14:15

もしあなたがたがわたしを愛するならば、わたしのいましめを守るべきである。


14:16

わたしは父にお願いしよう。そうすれば、父は別に助け主を送って、いつまでもあなたがたと共におらせて下さるであろう。


14:17

それは真理の御霊である。この世はそれを見ようともせず、知ろうともしないので、それを受けることができない。あなたがたはそれを知っている。なぜなら、それはあなたがたと共におり、またあなたがたのうちにいるからである。



助け主(真理の御霊)は、

どんな形で来るのだろう。



イエスが「世」と呼んだのは、ユダヤ教のサンヘドリンや敵対的な群衆。


そして、「二枚目」に従う人々も含まれる。


彼らは「世の君の懐」に収まってしまった。


こうなれば、聖霊はその中に入らない。


そして、イエスの戒めを守る力に欠陥が生じてしまう。



他方、「一枚目」から離れない弟子は、再びイエスを見る。




14:18

わたしはあなたがたを捨てて孤児とはしない。あなたがたのところに帰って来る。


14:19

もうしばらくしたら、世はもはやわたしを見なくなるだろう。しかし、あなたがたはわたしを見る。わたしが生きるので、あなたがたも生きるからである。


14:20

その日には、わたしはわたしの父におり、あなたがたはわたしにおり、また、わたしがあなたがたにおることが、わかるであろう。



「一枚目」の弟子には、「師の心」が保たれる。


→ 波動共振が続く



それは、

放送チャンネルが「一枚目」にチューンされた形である。




14:21

わたしのいましめを心にいだいてこれを守る者は、わたしを愛する者である。わたしを愛する者は、わたしの父に愛されるであろう。わたしもその人を愛し、その人にわたし自身をあらわすであろう」。


14:22

イスカリオテでない方のユダがイエスに言った、「主よ、あなたご自身をわたしたちにあらわそうとして、世にはあらわそうとされないのはなぜですか」。


14:23

イエスは彼に答えて言われた、「もしだれでもわたしを愛するならば、わたしの言葉を守るであろう。そして、わたしの父はその人を愛し、また、わたしたちはその人のところに行って、その人と一緒に住むであろう。


14:24

わたしを愛さない者はわたしの言葉を守らない。あなたがたが聞いている言葉は、わたしの言葉ではなく、わたしをつかわされた父の言葉である。


14:25

これらのことは、あなたがたと一緒にいた時、すでに語ったことである。




現代人は、放送電波に親しんでいるから理解出来る。


→ 「チューニング」が重要

  (日本語で「同調」)



イエスの墓の前に現れた「二枚目」は、弟子たちに息を吹き掛けた。


理由は、


→ 域に入れる

  (同調させる)


こうして囲い込まれた弟子たちは、「一枚目」の感性からズレ始める。


だから、本物の助け主に「同調」すべし。




14:26 (神に同調せよ)

しかし、助け主、すなわち、父がわたしの名によってつかわされる聖霊は、あなたがたにすべてのことを教え、またわたしが話しておいたことを、ことごとく思い起させるであろう。


14:27

わたしは平安をあなたがたに残して行く。わたしの平安をあなたがたに与える。わたしが与えるのは、世が与えるようなものとは異なる。あなたがたは心を騒がせるな、またおじけるな。


14:28

『わたしは去って行くが、またあなたがたのところに帰って来る』と、わたしが言ったのを、あなたがたは聞いている。もしわたしを愛しているなら、わたしが父のもとに行くのを喜んでくれるであろう。父がわたしより大きいかたであるからである。


14:29

今わたしは、そのことが起らない先にあなたがたに語った。それは、事が起った時にあなたがたが信じるためである。


14:30

わたしはもはや、あなたがたに、多くを語るまい。この世の君が来るからである。だが、彼はわたしに対して、なんの力もない。


14:31

しかし、わたしが父を愛していることを世が知るように、わたしは父がお命じになったとおりのことを行うのである。立て。さあ、ここから出かけて行こう。




 ■個人の力で「同調」可能


ラジオの局を合わせるように、

探る人々には答えが見つかる。


→ 知ろうとすれば


しかし、逆の精神態度なら、ヨハネ14章17節が教える通りになってしまうのだ。




14:17

それは真理の御霊である。この世はそれを見ようともせず、知ろうともしないので、それを受けることができない。




「二枚目」が邪魔を入れたと気付かない人々の心は・・・


「見ようともせず、知ろうともしない」・・・


ダイヤルを「二枚目」の局に固定している彼らは、キリスト教国家が「奴隷貿易」をしていても、「侵略戦争」で血を流したとしても、不思議に思わなくなっている。


聖霊は、こんな人々の心を無理に説得できない。

(同調なくば説得なし)



※ ここで、「説得」という日本語も調べた。



【説得】

よく話して納得させる。



英語では

→ settle talk



【settle】セトル

落ち着かせる

決着をつける

解決する



【talk】トーク

喋る、話す

話し合う



※ talkは、日本語の「説く」。



イエスの精神を福音書で学んだとしても、活かせなかった世のキリスト教・・・


どんな説得も、彼らには無駄になる。


その理由は、「ズレた同調」にあったのだ。



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