第202話 散らす者と集める者

「細胞は分裂するね」

  「うん」

「サタンも分裂でしょ?」

  「ちょっと違う」

「どう?」

  「サタンは散らす者」


・・・

細胞は、「秩序」の中で二つに分裂する。


A → AA


更に、


AA → AAAA



しかし、「散らす」とは、


A → AB


異種なる「B」が生じている。


結果として、


→ 信頼性が失われる


癌細胞は、信頼性を失った結果で生じる厄介者だ。




 ■数字の「2」が教える事


確かに、数字の2は「サタン」の暗示を含んでいるが、そこに類別がある。


人の目も二つだが、

それは


→ 焦点を合わせるため


いわば、

「集める2」。


焦点の合わない世界に人を落とし込む「サタンの2」は、「散らす意味」を含んでいる。




マタイ12章 (散らす者)  

22 そのとき、悪霊に取りつかれて目が見えず口の利けない人が、イエスのところに連れられて来て、イエスがいやされると、ものが言え、目が見えるようになった。


23 群衆は皆驚いて、「この人はダビデの子ではないだろうか」と言った。


24 しかし、ファリサイ派の人々はこれを聞き、「悪霊の頭ベルゼブルの力によらなければ、この者は悪霊を追い出せはしない」と言った。


25 イエスは、彼らの考えを見抜いて言われた。「どんな国でも内輪で争えば、荒れ果ててしまい、どんな町でも家でも、内輪で争えば成り立って行かない。


26 サタンがサタンを追い出せば、それは内輪もめだ。そんなふうでは、どうしてその国が成り立って行くだろうか。


27 わたしがベルゼブルの力で悪霊を追い出すのなら、あなたたちの仲間は何の力で追い出すのか。だから、彼ら自身があなたたちを裁く者となる。


28 しかし、わたしが神の霊で悪霊を追い出しているのであれば、神の国はあなたたちのところに来ているのだ。


29 また、まず強い人を縛り上げなければ、どうしてその家に押し入って、家財道具を奪い取ることができるだろうか。まず縛ってから、その家を略奪するものだ。


30 わたしに味方しない者はわたしに敵対し、わたしと一緒に集めない者は散らしている。」




絶好調だったソロモンの王国が、子の時代になって二つに分裂。


それは、「異質の枝」を生じさせた。


南の「ユダ王国」は正当な崇拝を維持したが、北の「十部族」は金の子牛を崇拝し始める。


分岐点で「サタンの関与」があった事は明白だ。


その後、アッシリアに征服され、散らされて、十部族は行方不明になっている。



やがてこの先、「集める者」が来て、王国を一つに纏めるだろう。


エゼキエルの予言(杖の一本化)が実現する。



そうでないと、


羊たちに「集める救い」が来ないのだ。




 ■言葉の調査


ここで、「そうでない」という言葉を調べてみた。


英語にもある。


so・deny(ソオ・デナイ)



【deny】デナイ

完全に(de)

否定する(ny)


※ 「so」は、日本と同じ。


「deny」は否定だが、「出ない」という意味も含まれている。

(訪問者に面会しない)


「チャイムを押しても出ない」

「電話に出ない」



夜明け前に、少しの光。


それでも、「散らす者」と「集める者」の違いは理解出来る。


真の神に焦点を合わせよう。

新時代の光の中で。


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