第174話 聖書から読む日本神話

「日本神話が不思議だね」

  「例えば?」

「人間を神と呼ぶし」

  「確かに」

「何もかも二重だし」

  「皇居の橋もそうね」

「あれは、ヒントかも」


・・・

【二重橋】

皇居の正門と中間の間にある。

橋梁の上に、もう一つ橋梁が設けられている。


→ 橋渡しが「二回あった」


歴史上の勢力図も、

「出雲文化」の上に、

「大和朝廷」。


このうち出雲は謎が多く、由来を知る人は少ない。


まず、日本文化の特異性を頭に入れておこう。


→ 何でも重ねる


「おかみ」という言葉に


1.お神(GOD)

2.お上(政府)

3.女将(女房)


天皇は、神と重ねて「現人神」として知られていた。

(戦後の昭和天皇は人間宣言)


そういえば、

聖書でのイエスは、天から下った神の子。


日本文化は、それを自然に受け入れる下地が出来ている。


重ねる文化だから、こうなる。


→ 神社に人を祀る


神話に関しても、「神」と「人」の重なりが著しい。



つまり、「天上界」という表現も、意味が重ねられているはずである。



【天の原】

日本神話の天上界。高天原。


この「天」の実態は?


→ エルサレム?


根拠は、以下の言葉から。


【天の磐座】

(あまのいはくら)

高天原の大殿で、皇孫(すめみま)がいたという。

御座(みくら)。


※ 「皇孫」(すめみま)は、天照大神の孫(瓊瓊杵命)を指し、また「皇統」も「すめみま」と表現する。


「皇孫」自体、天皇の尊称でもある。


人を神と重ねる日本文化なら、「天の磐座」と考えられるのは?


→ 「エルサレム宮殿」


そして、

「高天原」はパレスチナの「山上都市」→「エルサレムの都」が当て嵌まる。


(この地域は、かなり標高が高い)


※ 過去の調査で、「たかまがはら」を「タガマー・ハラン」ではないかと掘り下げた記憶も、頭の片隅に残っている。

(こちらは波乱万丈の語源?)

確かアブラハムに関係した地域で、現在はアルメニア領内。



日本での出雲文化は、標高800メートルもの高地に遺跡が点在しており、文字通りの信条が保たれている。(高天原)


明らかに、出雲族は旧約聖書の時代に文化の根を持つようだ。



では、出雲の祖がいつ、エルサレムから出立したかを考えよう。




 ■出雲の出発点「天孫」


皇統は、イザヤの時代、ヒゼキヤ王の子として生まれた「インマヌエル」によって運ばれた。


(イザヤとヒゼキヤの会話)


「倉の宝を見せましたか?」

  「全て見せた」

「バビロンの使者に?」

  「そう」

「まずい、征服されますぞ」

  「いつ?」

「少し先の時代」

  「ならば、先で考えよう」


・・・

ヒゼキヤ王は呑気だった。


イザヤは焦燥感に包まれた。


預言者イザヤの娘は、王の妻。

生まれた子(インマヌエル)はイザヤにとっての「孫」である。


妻の名は知られていないが、彼女は確かに「女将さん」である。人物として「天照大御神」の位置にいるかどうかは不明。



イザヤは、「娘」と「孫」(インマヌエル)の将来を守る必要があった。


インマヌエル王子は、「天」(高天原=ユダ王家)の血統を伝えるべき大切な「孫」なのだ。


イザヤの一族郎党が加われば大所帯。


神殿にある「神輿」と共に、遠い安全な地に運ばねばならない。


→ 天・孫を日の国に降臨させよう


しかし、聖書のイザヤ書は、彼が抜けた後も記されている。


実は、「イザヤ」が一人じゃない。


「イザヤ」と名乗る人物が後継者として予言書を引き継いでいるのだ。


※ こうしておかないとバビロンに悟られ、イザヤ一行が追跡されるかも知れない。


実に巧妙。


これが「天孫降臨」なら、

日本神話の河も実在するはずだ。



【天の安河】

(あまのやすのかわ)

日本神話、天上にあったという河。神々の会合した所とする。

※(ユーフラテス川?)



【天の八街】

(あまのやちまた)

数多くの道が分かれる所。高天原(たかまのはら)と、葦原の中つ国との間にあったという辻。


「天の八街」は、パレスチナにある要衝「メギド」だろうか?


そして、


→ 葦原の中つ国(エジプト)


→ 高天原(エルサレム)


このように、

日本神話を解くには、聖書を熟知するのが近道である。


「聖書から読む日本神話」の信憑性は、かなり高いと考える。



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