結への応援コメント
『人の心の弱さ…』企画に参加いただきありがとうございました。
リアルな心情がしっかり綴られていて素晴らしいと思います。
完璧だと思っていた三島くんにもそうでないところがあり、お互いの非を認めた上で仲直りするという綺麗な収まりでよかったです。
また、最後二人がずっと仲良しなわけではないのも、リアルで好きです。
作者からの返信
コメントをいただきましてありがとうございます。誘惑に負けてしまい罪を犯す(と言っても小さな罪ですが)というところから、企画に沿うのではと思い参加させて頂きました。ご評価くださり光栄です。
作品のラストはいろいろなパターンを考えましたが、一番現実的なものにしました。うまく収まってよかったと思います。今後もこうした青春小説をたくさん書いていきたいと思います。どうぞ宜しくお願いします、、
結への応援コメント
とても幸せな気持ちになりました! 途中まで読んだ時、友達がカードを盗った事に勘付き距離をとるようになった、陰惨な話かと思ってしまいました。 自分のいやな所を隠し通さず、素直に認めて謝った友達の偉大さ! もし身近にいたら、本当に偉大だと感じると思う。
それと、すごく頭の良い器用な人が、不器用でもオリジナリティーのある人を羨ましく思うって実際、ありそうですよね。
作者からの返信
応援コメントありがとうございます。全然PVが無く若干ふてくされていたところだったので救われたような気持でした。★もいただきまして大変ありがとうございます。
この話は『サヨナラ、小さな罪』というタイトルから起草するという自主企画の参加作品ですが、題名を見てあれこれ考えあぐねた結果「子供の時の罪」という比較的オーソドックスなところに落ち着きました。
実は私自身、この罪の内容によく似た苦い思い出がありまして、贖罪の思いが込められています。こんなふうに正面から罪と向き合うことが出来ればよかったのに…、という昔の自分への手紙を書いているような気持で書きあげました。
編集済
結への応援コメント
あらためまして、こちらから失礼します。
まずは自主企画「【感想書きます★10作品限定】カードゲームを題材とした小説が読みたい!」にご参加いただきありがとうございます。
早速ですが、感想をば……
(ここから◇までは蛇足というか、物語に触れない内容なので、飛ばしていただいても大丈夫です)
①文体について……
言葉選びが洗練されているし、こなれた感じがとてもかっこよいです!
冒頭の、
「三島君はその種の子供にありがちな高慢さで、他の子に対して優位ぶるという事が一切なかった。」
からにじみ出るオーラにやられました笑
ただ、一部に……例えば、
「少し言い方を換えると、当時、私が書いていたお世辞にも上手いと言えない漫画は、友人たちの間でさえ、半ば馬鹿にされる程度だったのを、どういうわけだか三島君だけが唯一、熱心な読者になってくれたのだった」
など、1つの文章が長すぎてすこし読みにくい場所があります。(あらさがしですが)
ターゲットの読者はおそらく20代後半から30代後半くらいだとは思いますが、なんとなく読みにきた若い読者などはこういうところで引っかかるとブラウザの戻るを押してしまうかもしれません。
(けんこやさまの他の作品をすこしですが拝見しました。『この作品の「私」はこういう固めの語り口の人物なのだ』ということは理解しています。すみません……)
②誤字報告です。
「三島君はが私プリントの裏やノートに書いた」
③これもいちゃもんです。すみません汗
釈迦に説法とはおもいますが、「…」は短くてぱっと頭に入ってこない(というか「……」に慣れすぎている)ので、「……」をおすすめします。
④カードゲームについての説明……
「単体でも十分に攻撃性の高いカードではあるが、(中略)連続で出したときに絶大な効果を発揮する」
「通常攻撃が二回攻撃となり、(中略)み立てることができるのだった。」
「マスターズ・オブ・デュエリスト」は、(中略)覚えれば覚えるほどのめりこんでゆくような中毒性を持っていた。」
私のマスターズオブデュエリストに対する熱い思いが伝わってきます。ここは必要な文章とは思いますが、カードの能力や使い方などはストーリーに関係しないので、もう少しコンパクトにまとめたほうがテンポが良くなると思います。
……私も昔、ミリタリー物を書いたときに、
登場した軍艦が主砲を撃って敵艦に着弾するまでのわずか5秒ほどの間に、砲の歴史から製造にかかわった偉人達の紹介、さらには職人技などに触れて2000文字を費やしたことがあります笑
◇
……読了いたしました。
さわやかな読了感があり、誰しにもありそうなエピソードでありながら、それを臨場感たっぷりに上手く気持ちよくまとめられているなと感心しました。
なんというか……スーパーで買った材料で、三ツ星レストランの料理を作ったような、と言えばいいのか……。
けんこやさまの力量を思い知りました。脱帽です。
特に疎遠になっていた三島君が尋ねてくる辺りからの展開は見事の一言で、引き締まった文章との相乗効果もあり、一気に引き込まれました。
意地の悪い私はてっきり、エーミールの「そうか、そうか、つまりきみはそんなやつなんだな」的な展開も予想していたのですが笑、
私と三島くんは、レアなカードと漫画の才能という相手にとって喉から手が出るほど欲しいものを持っておきながら、それに両者とも無自覚であったという展開には、感情が強く動きました。
おぼっちゃまくんの作者の著者に、「有名大学を卒業してエリートコースを突き進んでいた友人が突然自殺してしまった。どうやら俺の漫画の才能に酷く嫉妬して、俺のようにはなれないと絶望してのことだったらしい」というものがあります。
私も文章を書くことを趣味の1つとしているので、才能について考えることがあるのですが、なんというか……、
本当に欲しいものって、持っている人はなんてこともないように持っていることへの理不尽感といいますか。
結局、ふたりの交流は少年期だけでおしまいになってしまうわけですが、レアなカードはいろんな意味で価値あるものになったわけですし、語られてはいませんが、「私」の漫画の原稿も、彼にとっては価値あるものなのではないかと想像に足ります。
とてもリアリティがあるなと思っていたら、
「実は私自身、この罪の内容によく似た苦い思い出がありまして」
という返信を拝見し、けんこやさまの実体験もすくなからず入っていることを知りました。
……十分に贖罪になっていると思います。
子供のころに友人からカリパクしたファミコンソフトがクローゼットから出てくると、さっそくメルカリで相場を調べるような人間もここにいますので!笑
血の通った文章ってこういうものなのだなぁ、と久しぶりに思い知りました。素敵な物語をありがとうございます。
作者からの返信
企画の題材とあっていたようなので参加させていただきました。お読みいただき、またレビューの方も頂戴いたしまして誠にありがとうございます。
この作品はもともと「サヨナラ、小さな罪」というタイトルに寄せて書くという、同題異話の企画向けに書いたものです。タイトルからヘッセの「少年の日の思い出」みたいだなと思い、ならば教科書っぽい短編を書いてみようと思い立ったのがきっかけでした。
作品に込めた色合いや雰囲気までことごとく汲んでいただいたようで大変嬉しく思います。
ただ改めて読み直してみると、ご指摘をいただいたとおり、手直しをすればもっとよくなる可能性がありそうだと思えてきました。
誤字はもちろんですが、序盤に書かれる一文の長さなど、改善していきたいと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。