第9話
リオンに告白はされたけど、リオンの私への対応は特にかわらない、
私が気付かなかっただけでリオンの私への接し方は、よくよく考えれば好意を然り気無くアピールしていたみたいだ
2人でのお出掛けに誘われたり、アクセサリーのプレゼントされたり、スキンシップも多かった
小さい頃からだから、元々スキンシップ多い人なのかと思ったらよく見ていたら、他の人には全くしてなかった
自分の鈍感さに呆れてしまった
それをお姉様に何気なく話すと
「あははっ確かにあんなに好意を全面に出されてなかなか気付かないから、見てる方は楽しかったわよ、あのこね、基本女の子に冷たいから社交界では」
お姉様はそこまで言うとクスクス笑い始めてしまった
「お姉様そんなに笑ってどうしたの?」
「リオンは令嬢達に孤高の貴公子とか氷の貴公子ってよばれてるのよ、リオンはイヤがってるけどね、」
「普段のリオン見てると想像出来ないな~でもリオンは冷たくしててもモテるんだろうね」
「う~んモテルはモテるけど多分エリーが思ってるほどモテないと思うわよ」
「なんで?リオンは見た目もいいし、公爵家の跡取りなのに?」
「リオンは第一王子の側近だからいつも近くに王子とか居るからね、やっぱり王子の方がモテるのよ、それに王子は見た目もいいし、頭もいい、性格も表向きは良いからね、実際は腹黒いけど、それを知らない子からしたら理想の王子さまだから」
そういえばリオンは第一王子の側近だったけ
「王子は遠くからしか見たことないそんなにモテるとは知らなかった、お姉様の婚約者も王子の側近だったよね?」
近衛隊長の息子だったはず
まだ会ったこと無いな、どんな人なんだろ
「そうよ、アランは王子の護衛みたいなものね、近いうちきっと王子とその側近に会うことになるわよ、王子達はリオンがベタぼれのエリーに興味津々だから、まだ会ってないのが不思議なぐらいよ、リオンが邪魔してたんだろうけど」
「リオンが なんで?」
「あの子は独占欲が強いからね、王子には仲いい婚約者がいるけど、側近には婚約者まだ決まってないから会わせるの嫌がったのよ」
リオンの告白を思い出してしまい、私は顔が赤くなってしまい、それをみたお姉様にニヤニヤしながら茶化された
拗ねた私を見てお姉様は直ぐに謝ってくれた
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