厄介な彼女(達)
山岡咲美
第1話「今井レンリと」
「あと5分まって!!」
しまった!こんなことならバレンタインに告白しとけばよかったよ……Σ(ノд<)
[
「どうしてこんな事になった?」
「あのさ今井、俺、今井に話があんだけど」
ココは2人が通う高校の屋上、今や小説や漫画でしか立ち入りを許されない2人っきりになれる数少ない場所、中庭でも公園でも良かったが回りから見られてるって情景描写に成りがちな為作者が避けたかっこうだ。
「ううん、気にしなで分かってるから」
「いや今井?」
このあとレンリはフラれる予定、いやその覚悟だ、何故ならサトルには仲の良い女子が居てその女子[
はぁ( ´Д`)
「「サトル君はあたしのだから色目向けないでくれる?」……は無いよ、色目って何?私そんな目してた?確かに授業中も休み時間もずっと見てるし体育の授業の時は男子の授業を除きに行ってたけど」
十分色目使ってるけど(❤️∀❤️)
「今井その事なんたけど」
「でも何もサトル君の家まで着いて行ってる時に声かけなくても」
「今井、俺の話を」
サクヤはサトルの幼馴染みで何時も一緒に登下校している、そしてレンリはその2人のあとをこっそり静かに見つからない様に着けて一緒に登下校していただけである。
……駄目だろそれ!
もういいよ、だけどせめて告白だけでもさせて、5年も想ってたんだものそのくらい良いでしょ。
「今井話を」
「私サトル君の事が好きです!付き合って下さい!!」
ああ、言っちゃったフラれるよ、幼馴染みの彼女持ちに告白だよダメ元だよ、て言うか諦める為の告白したよ、折角上手にストーカー出来てたのにそれはそれで結構楽しかったのに、グッバイ私の恋物語、グッバイ相田サトル君。
「分かった今井、付き合おう!」
「ほらみたことか絶対フラれるよ、幼馴染みのアノ女が私のラブストーキングを悪く話さない筈無いものね(当然です、ストーカーは犯罪です)ハイハイ解りましたどうせバレンタインもソツナクこなせない
アレーー?おっかしいな、今サトル君アタシと付き合おうとか言って無かった('_'?)
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