第2話 何で散らかるのか?②見えないところにあると忘れる

 よく収納のこつとか生活雑誌に出てますがー。

 少なくともああいう雑誌に出てくる方法は無駄なのですね。

 あれは収納すれば収納できるだけのモノしかない場合のことです。

 つまりは物、特に本が多い。これは①に戻りますね。

 ですがもう一つできない理由が。

 「」です。

 よーすんにです。


 片付けができない子が、それでも何処にあるのか判るというのは、「場所」ではなく、というのを聞いたことがあるんですが。

 まあそのままです。

 いつ買ったかなー、いつ読んだかなー、という記憶でだいたい探すんですね。そして大概見付かる。無論全てが全てではないけど。

 時間と行動の記憶は残りやすいんだけど、場所の記憶は残りにくいというか。

 これがことがあります。


 ウチには六畳縦壁一面天井までの本棚と、その他自分で作ったもの扉の高さと幅くらい、が5つくらいと、それよりは少し低いけど深い本棚があります。

 このうち作り付けの壁本棚と深い本棚は、父親が付けさせたり作ってもらったりしたものです。……これが実に使いづらい。

 というのも、本が奥にもう一列入るようになってるんですね。

 確かに収納としては間違ってない。けど少なくともワタシにとっては困る。

 というのは、「」んですよ。

 実際、父親も実際に読む本は前の方に出していて、奥の本の存在は忘れていたようです。あと昭和30年代に青春を送った青年だったひとの常として、何かしらの文学全集を買い揃えてしまう、というのがありますね。これがまた始末に困る。

 実際のところ、全部読んだ訳ではないということです。意外でした。積ん読だったとは。ワタシは読む本しか買わないので。

 しょーじきこの二つの本棚に関しては、チェーンソーで半分にしてしまいたい気分です。

 で、自分で作ったものは見えるように一列のみです。ただそれも、ただ並べるだけだと場所がもったいない、と横積みにしてしまうことが多いのですが……


 ちなみに本好きではなかったウチの母親は、ワタシの部屋を作った時に、本棚にガラス戸を付けました。しかも深いです。

 ……戸は意味ないのでいつも開きっぱなしでした。でないと入っているものが判らないではないですか!

 結果として、そこはそことして、別にオープンなラックだのボックス家具など置きました。


 で、最終的に「いつも読む」マンガとかはデスク回りとか寝床回りとか、そういう周囲に置くんですね。そして積む。増える。


 そんで最もやばい体質気質として、「散らかっていても別に気にならない」というのがあります。

 まあそれは次に。

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