第24話 のじゃと10歳の姫君Ⅳ

地面に存在しない小型の浮遊島

侵入手段が困ると思っていたら


のじゃリーダーが

元自分の冠をパス経路にして移動


他ののじゃはリーダーの身体を経路にして

ぽんぽん出てくる!


泣き腫らした スノー(のじゃ8号)は

嬉しさのあまりか出現した

リーダーに抱きついて

更にポロポロ涙を流している!



本来なら説教に来たのだが

毒気を抜かれてしまうのじゃ達


状況説明もめんどくさいので

起きた出来事を直接イメージで受け取る


「のじゃ」「のじゃ」

のじゃたちの意見は厳しい!

逃げようとするとは何事だ!


雌雄を決して相手を倒して

自由を勝ち取るものだ!


負けることを考えていないので

勝ち負けなどどうでも良い考え


お前が倒せ!多少なりは手伝ってやる!

これだから出来損ないは・・


趣味の悪い首飾りが付けられており

魔法を封じられているのがわかる!


簡単に取れるような代物ではなく

首に食い込んで根を張り

取るのが不可能な代物


のじゃ達は迷いのない行動を一瞬で果たす!


のじゃ2号は水属性の精霊

水の高分子結晶の高密度ブレイド

伝説級の武器をいとも簡単に作り出し!


スノーは「ええええ」

スノーの首を躊躇なく跳ねる!



転がった首から強引に首の肉ごと

引き抜いて捨てる!


スノーはすぐ様何事もなかったかのように

のじゃたちにより首がくっつけられ蘇生される

全く傷跡がない!


思うところがあったのだろう

スノーはこの忌まわしき首飾り首輪を回収


「のじゃのじゃ」

これで条件は同じだ早く倒してこい!


スノーに対してかなりの無茶振りをする


部屋の扉を壊して通路に出たところで

多種多様な精霊達こちらを見て

拘束に飛びかかってくる!


「のじゃ〜」

我を誰だと思っている!


精霊達が逆に一斉にのじゃ達に食われ

吸収される!


そして核の部分の精霊がミニマムサイズで

「ぺっ!」吐き出される


そこで事情聴取「精霊裁判」が起こる


ここの魔法使いに最低限度の魔石や属性石で

休みなしに30年働かされてるとか

のじゃに吸収されて支配権が消失して

不満の声を上げ始める


「のじゃのじゃ」

ブラックなのじゃ


議決は


「有罪!」

「有罪!」

「有罪!」

「有罪!」

「有罪!」

「有罪!」

「有罪!」

満場一致で決まる


のじゃの身体で精製され

排出される結晶一つ取り出して


その場の精霊に投げてやる


純度が100%に近いエリクサーの結晶体

賢者の石より凄そうなもの


「ありがたき幸せ!」

「百年でも千年でも尽くしましょう!」


精霊達20体ぐらいが元以上の力を取り戻し

士官を申し出てくる!


「のじゃ、のじゃ」

こんな雑魚精霊要らないし

気まぐれの施しだったのだが、


のじゃ8号に押し付けるか!

その結論に至る


【精霊の契約の名の下にスノーに

仕える事をここに誓う!】


中級程度だが20体の召喚精霊を確保

百年はなんの対価もなしに使うことができる


呼び出さなくても能力値に常時バフ

オールステータス加護が+500の性能である

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