『小さなお話し』 その199
やましん(テンパー)
『みさいる』
ねこママ
『むかしの電車には、「こんにちはー」、と、言いながら走るのが、あったらしい、にゃん?やましんさん、知ってる?』
やましん
『ああ、じかに、見たことないけど、映像はみたよ。たしか、リゾートサルーン・フェスタ、と、いうんだ。いまは、もう、ないけど。なんか、あれは、すっごい、電気を喰うらしくて、コストがたかすぎたらしいな。』
ごき少佐
『聞くところでは、宇宙ごき、の、使う核弾頭は、現地語で「こんにちは。ごきごき。」と、大音量で言いながら、落ちるらしいごき。』
やましん
『そんなもの、いらない。だいたい、誰が、聞いたと言うのよ。』
ごき少佐
『そらまあ、即死の範囲外でも、聞こえるごき。』
ねこママ
『玄関から入るみたい、にゃん。』
ごき少佐
『しかり。空の玄関ごき。』
やましん
『ちっとも、おもしろくないな。』
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ごき少佐
『大将、ミサイルにしゃべらせる機能は、人間には、不人気みたい。ごき。』
ごき大将
『まあ、そうだろな。ごき。宇宙ごきは、やはり、理解しにくい。ごき。近縁種とは、思いがたい、ごきな。まあ、もちろん、《みさいる》のは、止めさせたいが、人類も、持っている。どちらを先に止めさせるか。ならば、やはり、人類からだわなごき。仕方がない。ごき。急がば回れ。先ず隗より始めよ。ごき。まあ、ぐちゃぐちゃ………』
ごき少佐
『独り言………………やはり、大将も、年だなあ。クーデターが、必要ごき。いつまでも、年寄りばかりに、任せていたら、どうなるやら。若者が、立ち上がらなくては、ごき。』
ごき大将
『独り言……………ふん、若造めごき。まだまだ、青いな。ごき。ほらばなしだごき。動くかどうか、様子見ごき。だれが、仲間か、見定める、ごき。』
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おしまい
『小さなお話し』 その199 やましん(テンパー) @yamashin-2
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