ルシア 〜Phantom Rising〜
宇宙の帝王
海の世界
時の始まりに彼らはいた。彼らは大いなる仕事を与えられた。いわゆる管理職である。この世の美しさと均衡を保持する仕事である。弱きを守る仕事である。与える仕事である。立派な仕事である。しかし彼らは寿命が一般の民より少し長く、力も絶大。彼らは傲慢になり、支配欲が増した。真の役割を忘れる者も増え、彼らは神々と名を変えた。
神々の中にはあらゆる世界の海を支配する海神という者達がいる。君達の世界の海の底にも海の王国が何個かあるかもしれないし、ないかもしれない。今回の話は異世界メリゴールの数ある海底の王国で最も大きく栄えている国―ユニオン・パールより始まる。海底の全ては暗いと思うものがほとんどかもしれないが、星の光の明るさを吸収したブリトンサンゴショウが海底王国の中や周りを照らすのでそうではない。おかげでユニオン・パールは色鮮やかな建物が並び、真ん中には王家が住む外側が銀色に輝く城ー白鯨城が国民を見下ろしている。尚神々や地上の国の力ある王達に寄る来訪もあるため、魔法によって空気のある空間は存在しているが、人魚は地上と違い自由自在に移動できるのだ。
一見素敵な国には見えるが、この国の西側の一部は労働者階級の貧相な暮らしが目立つ。しかし、その西側の一人の女性が5代目になった国王に直談判の御目通りで物語は始まる。
君は闇の力を信じるか?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます