令嬢と御曹司のイチャイチャ青春日記

端山 伊紀

第一章 いつもの平穏な日々と各国首脳

第1話 今日の彼女は不機嫌

「社長、学校のお時間です。」

 俺は、端山 悠。

世界3大会社の一つHAYUMAの創業者であり、現社長である。

今は、東京の高校に在籍している。

「社長、お仕事は切り上げてください。」

この秘書の名前は、北島。

この会社ができた時からいる。こいつは優秀で、何でもできる。

「お車を前に回したので、お急ぎください。私は、お先に失礼します。」

北島は、俺が学校に行っている間は、家に帰る。ちなみに、勤務時間は、9時間。

 俺は、玄関へ行く。俺の車は、一応リムジンで、1985年製ので、1億ちょっとかかった。

運転手は、昔なじみの久保。社長の俺に対して何でも言う良い愚痴の受け皿である。

「今日の予定はなんがあるんだ?」久保が聞いてきた。

「そうだな、18時から日本に来た大統領との会食があって、20時から如月財閥の会長との会食だな。」

「俺は何時に帰れるんだ?」

「19:30までだな」

「え?なんでだ?」

「財閥との会食は、家でやるからな」

「おまえの家、人入れれたの」

「ま、いろいろあってな」

いろいろ話しているうちに、高校に辿り着いた。俺は、学校では、ガチ陰キャをやっているから、学校側にも許可を取って裏門から登校している。

「急げよ、もう11:30だぞ」久保から言われた。

「まぁ、いいだろ。単位は、もう取得してるし、学年一位だし。」

実は、入学したとき、二日がかりで高校の試験を全て受け、全て満点で合格した。

1日8時間試験を受け、睡眠時間を30分に削り、3年間の安寧を手に入れたのだ。

「じゃ、行ってくるよ」

「ああ、いってらっしゃい」「今日も16:30に迎えに来る」

「あぁ、よろしく。」

はぁ、いまからガチ陰キャ生活か。

いずれにしろ疲れるんだよな。

社長のほうが楽なのに

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俺は、まず校長室にやってきた。

俺の日課になりつつある。

それは、誰にも知られていない事実。

会社の者にも、誰にもばれていない事実。

それは、

「ねぇ、なんでこんなに遅いの?」

「私…捨てられたのかと思った」

「ごめんな」

こいつは、俺の愛する如月優香。

うちのHAYUMAのライバルの如月財閥の一人娘。

この学校の校長は、いない。

それは、3人の理事が校長の役目をしている。

その理事の役目を、優香と俺がしてるからこの学校は、何とかなる。

「じゃ、教室行くわ」俺が言うと…

すると、優香が俺のブレザーの裾をキュッと握り、

「……まって…」

俺の彼女が可愛すぎる

「昨日会えなかったのに、何で行くの?」

この状態に入った優香は面白い(いじりがいがある)から、じっくり堪能しよう

と思ったのだが、

「悠は、私の事嫌いになったの?」

こんな事言われたら、我慢できなくなるだろ?

「そんなことない」

そういうと、優香の体を目一杯抱きしめたくなってしますではないか。

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