心の中に棲む悪魔に

きっと僕は嬲り殺されるだろう

いやすでに浸食されていて

悪魔となっているのかも知れない

だからこんなに自分が分からないのかも知れない

どこかに置いてきた綺麗な心

どこからか湧く幼い心は

浸食され悪魔になった僕が見ている

過去の僕なのだろうか

それとも焦がれる幻なのだろうか

心の中に棲む悪魔に

きっと僕は嬲り殺されているのだろう

僕の言葉はそのまま僕の耳に入り

毒となって躰を犯す

だからこんなに自分が嫌いで

だからこんなに自分が苦しむのが好きなんだろう

悪魔になった自分を殺したいのだろう

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