恋に気づいた日
@himimimi
第1話 なんの感情もなかった...
それは突然やってきた---
「え、引越し??○○○が???」
ちょうど夕食どき、母から告げられた○○○一家が引っ越しすると言う話。
○○○一家とは家が近くいわゆる幼なじみというやつだった。
同じく幼なじみと言える子たちが数名いたが、私と○○○は同い年ということもあり○○○の親が留守の場合、私の家に来てご飯を食べるような仲だった。
飛び抜けて仲が良かった訳ではなかったが、○○○の4歳下の妹とよく遊ぶ事が多かったので自然と○○○との交流も増えていた。
そんな話を聞いたのは私が小学4年生だった頃。
引っ越し当日、私は見送りに行かなかった...
当時はなんの感情も持たず、引っ越しという言葉をあまり理解していなかった気がする。
毎日顔を合わせている相手が突然いなくなる...
今思えば、行かなかったんじゃなくて行けなかったのかな...
今はそう思う---
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