2001/11/05-11/11
11月5日、月曜日。誘拐から丸36日が経過。
トモヤと棗さんは朝早くに出かけてしまって、ココとお兄ちゃんをふたりきりにしてあげたくて、麻衣はひとりでヒロフミと芹香ちゃんに会いに行きました。ふたりをびっくりさせたくて、死ぬほど似合わない黒ぶちの眼鏡をかけて。
芹香ちゃんにすごく笑われて、お医者さんごっこに誘われました。
黒ぶちの眼鏡からは女医のイメージしか連想できないヒロフミの提案でした。
首に聴診器をかけて、エミキュのお洋服の上に白衣を羽織る。くいっくいっと芹香ちゃんが何度も麻衣の眼鏡を指で押します。
患者は芹香ちゃん。芹香ちゃんは8歳の女の子で、ヒロフミはお父さん。
芹香ちゃんはぐったりとして、具合はヒロフミが麻衣に教えてくれる。
芹香ちゃんのブラウスのボタンをはずして、背中に腕を回してブラのフォックもはずしました。こどものくせにブラジャーなんてませてるわね、お父さんの趣味かしら、女医の麻衣はちらりとお父さんの顔の覗き見てそんなことを思います。
予想はすぐに裏切られて、ブラから零れた芹香ちゃんの胸は麻衣の胸よりずっと大きい。
麻衣はヒロフミお父さんに後ろを向いているように言いました。
こんなに大きな胸をしていたらきっと8歳でもお父さんに裸を見られるのはいやだと思うから。
いじけてしまったヒロフミお父さんはポケットから取り出したサクマドロップの缶を傾けて、取り出したドロップを口に含む。
お兄ちゃんとひとつかふたつしか年が違わないのにどうしてこんなにこどもみたいなんだろう。お兄ちゃんもこどもみたいだったけど。
ドーナツ型のトローチのような白いドロップ。
あんな形と色をしたドロップ、入ってたかな。
ぐったりしながらも胸に聴診器を当てられて恥ずかしそうにする芹香ちゃんは麻衣なんかよりずっとかわいい。
ヒロフミが芹香ちゃんを誘拐しちゃったわけがわかった気がします。
麻衣だってこんなにかわいい女の子だったらお部屋に置いて飾っておきたいって思うから。
きっと体温は麻衣より少しだけ高くて、抱きしめて眠ったらきっとあたたかくてきもちがいいと思います。
歯並びの悪さが逆にかわいらしい印象を与える口に懐中電灯をあてた後、麻衣はブラウスのボタンをとめてあげました。
「ただの風邪みたいですよ、お父さん。咽喉が真っ赤。お薬を出しますから食後に飲ませてあげてくださいね」
ヒロフミお父さんは治療代のかわりにドロップをひとつ麻衣のてのひらに置きました。サクマドロップ、おいしいよ。
食べるとざぎっという感触がする。味はよくわからない。それがトモヤのこどもの骨だって知ってたら麻衣は絶対食べなかった。
11月6日、火曜日。誘拐から丸37日が経過。
ヒロフミは芹香ちゃんを一昨年誘拐しただけじゃなくて、今年の夏に他に何人も女の子を誘拐しました。
芹香ちゃんひとりでは補えきれない彼の心の欠落を埋める女の子が必要だったんだそうです。
だけど芹香ちゃんがそれを許しませんでした。
女の子たちはみんな芹香ちゃんに殺された。
そのなかにトモヤのこどもがいて、ヒロフミは芹香ちゃん以外の女の子をみんな焼いて遺骨の家に送り届け、そのほんの一部だけドロップの缶に入れて持ち歩いています。
麻衣は昨日、トモヤのこどもの骨をそうとは知らずに食べてしまいました。こんなことトモヤには話せない。
ヒロフミは麻衣に言いました。
「麻衣ちゃんを誘拐した彼は、ぼくの誘拐事件に便乗しただの模倣犯だよ」
ぼくの犯行だと見せかけるためにぼくと同じ手口で麻衣ちゃんを誘拐をしたんだそうだよ。佐野さんから聞いてる。困った人だね。
少しだけ麻衣の心は傷つきました。誰かに似てるって言われるのも麻衣はあまり好きじゃないのに、麻衣をこうやって世界の果てにまで連れてきてくれた棗さんがヒロフミの事件をなぞってただけだったなんて信じられなかったんだ。
麻衣が棗さんに誘拐されたとき車の中で聞いた『ふっかつのじゅもん』だけがヒロフミのモホウじゃないみたい。ヒロフミに言わせれば棗さんは「ただのむっつりすけべ」らしいんだけど。
でもお兄ちゃんが麻衣をおかずにしてオナニーしてたことだって麻衣は知ってるし、男の人はみんなそんなものだと思うから気にならない。
棗さんのしてくれたことの全部が全部、ヒロフミのモホウじゃなかったことがただ嬉しかった。
「なんてね。確かに彼の動機は不純で、暗がりで顔もよく見えずとりあえず誘拐を敢行しただけだったのかもしれない。気に入らなかったら殺して庭にでも埋めればいいだけのことだし、きっと来年の夏には麻衣ちゃんの死体にラベンダーが咲くから、そしたらもう一度今度こそ好みの女の子を誘拐したらいいだけの話だしね」
いつもは7つも年上には思えないくらいかわいくてこどもみたいな普通の男の子なのに、ヒロフミはときどきこわいことを言います。
「だけど麻衣ちゃんは彼に選ばれたんだよ。愛されたんだと思う。だから彼は麻衣ちゃんに何もしないんだ。きみたちはきっとしあわせになれると思うよ」
ヒロフミは床に寝転がってパンダのぬいぐるみの体毛を1本1本抜く作業を続けていた芹香ちゃんの方を見ました。
「芹香もそう思うよ」
芹香ちゃんは顔をあげて、慈悲深い人殺しの顔で笑いました。
ねぇ棗さん、棗さんにとって麻衣は何ですか?棗さんの気持ちを聞かせてください。
麻衣は棗さんのことが好きです。
11月7日、水曜日。誘拐から丸38日が経過。
首にギブスした婦人警官が麻衣を追いかけてくる。
腰はコルセットで細く固くゴスロリの女の子のように締め上げられて、甲高い奇声を発しながら麻衣に拳銃を向ける。拳銃を構えた左腕だけはまっすぐ麻衣に向かって伸ばされ、右腕と両足は陸上選手のように激しい運動を繰り返し繰り返す。
きっとすぐにおいつかれちゃう。
彼女は麻衣が知るどんな動物の動きとも似ても似つかない。
北海道では数が少ない昆虫のなかに似た動きをするのがいたような気もするけれど、思い出す作業をする暇があるなら逃げることに集中しなくちゃいけません。
拳銃に姿を変えて向けられているものは悪意だから。
商店街。無関係な通行人のおじさんやおばさん、麻衣よりも小さな女の子、高校生の男の子、固く結んだ手を離さない若いカップル、ほんの数秒前まで笑っていたひとたちが彼女の銃弾に次々と倒れていく。
銃弾はしっかりと補足した麻衣をたとえはずしても柔らかい誰かの体に埋もれない限り店の看板や電柱ではね返りはね返り漫画みたいに麻衣を目指すんだ。
モデルガンだと言ってトモヤから渡された拳銃を持って出かけなかったことを麻衣は後悔しました。
麻衣は撃ち放たれた銃弾の数よりなぜかはるかに多い屍を越えて、棗さんの待つマンションに無事帰らなくちゃいけない。
ぐにゃり、とゴムまりのような感触の赤ん坊の死体を踏みました。
麻衣は婦人警官の彼女の名前を知っている。
藤本花梨。棗さんの婚約者。
麻衣はそれ以上は何も知らない。棗さんからもトモヤからも何も聞かされてはいません。
折り曲げた両足を伸ばす反動だけで十数メートルも飛躍する藤本花梨に麻衣は覆い被されました。もう逃げられない。棗さんを奪われる。棗さん、棗さん、棗さん……
指先に触れる冷たく硬い感触に麻衣は目を覚ましました。
涙と鼻水でぐしゃぐしゃになった顔を左手で拭いながら右手に固く、ずしりと重い拳銃を握り締めました。
港に流れ着いたお人形の頭を撃って残りたった4発の拳銃で麻衣は麻衣の幸せを守ることができるのかな。
ううん、守らなくちゃいけないんだ。
11月8日、木曜日。誘拐から丸39日が経過。
ココと芹香ちゃんと麻衣の3人で商店街を歩きました。
麻衣が旅行かばんいっぱい詰め込んだ棗さんの本当はたぶんいない妹のメイちゃんの服を3人で着て、棗さんから借りたデジカメで交代交代に撮る。
芹香ちゃんはかわいいのに写真を撮られなれてないみたいで、恥ずかしいのか変な顔をします。それにあんまりロリ服が好きじゃないみたい。
「こんなお人形みたいなお洋服着てたらおばかな女の子に見られちゃうじゃない」
そんなことないと思うんだけど。「でもヒロフミはこういう服好きみたいなんだけどね」
ヒロフミは棗さんといっしょだって言ってふたりで笑いました。ココはずっと遠くを見つめています。心がここにないみたいに。お兄ちゃんがいないから?
「お兄ちゃんもこういう服が好きだよ。ケラを広げて麻衣に似合いそうな服ふたりで見てたもん」
そう言ったけどココは無反応。スカートの中に隠した拳銃で撃ったら気付いてくれるかな。
芹香ちゃんもココも雪が積もってたらもっと絵になるのに。
富良野でもこの北の世界の果てでももう何年も雪は降りません。
毎年暖冬だとか地球の温暖化だとかそんなじゃなくて、夏の花の気象衛星は冬になると毎日雪を予報するのに世界からは雪が失われてしまったみたい。
「潮の香りは死の香りね。ここでならわたし死んだってかまわないわ」
潮のせいですっかりさびついて遺棄された白い軽トラックの横を通るとき、ココが言いました。
商店街に男のひとはいませんでした。
港の町の男は狩猟民族だから、と芹香ちゃんが教えてくれました。
みんな漁船に乗って海に出るの。このあたりはほとんどが遠洋漁業で月に数日しか男のひとは家にいないのよ。だから町にいるひとは女の人かこども。男の人がいたとしてもお年寄りか心か体に欠損のあるひとなの。弱いひとはここじゃ馬鹿にされるわ。21世紀だっていうのにね。どんなに頭がよくて難しい方程式が解けてもここじゃ役に立たない。そういうひとはみんな都会に出るみたい。
芹香ちゃんはすごく物知りです。
「だってもう随分この町に留まっているもの。本当はこの海のずっと向こうに行くくらいじゃなきゃいけないんだけどね。わたしたちみたいなのにとってはこの港の町は居心地がいいから。ヒロフミが離れようとしないの」
きっと麻衣と棗さんもここからずっと離れない気がしました。
港でこの間麻衣が壊したお人形を拾って部屋に帰ると、お兄ちゃんからトモヤが帰ったことを知らされました。
11月9日、金曜日。誘拐から丸40日が経過。
束縛されなくなると不安になる。
棗さんはいつもいないし、もう誰にも麻衣に手錠をかけてくれない。
棗さんは麻衣をどうするつもりなんだろう。どうしたいんだろう。
何も約束なんかしてもらってないのにこんなところまでついて来て麻衣はばかだな。
ココとお兄ちゃんをヒロフミの部屋に遊びに行かせて、まだダンボール箱に詰められたままの荷物のなかから手錠を探し出すと、麻衣はそれを両手と両足にかけて棗さんを待ちました。
誘拐されたときと同じセーラーを着て。ごろんと床に転がって。
帰ってきた棗さんにスカートの中を見られないように位置にずいぶん気を使いました。
本当は今日も棗さんが出かける前に、朝早く棗さんの左腕と麻衣の右手に手錠をかけるつもりだったけど、麻衣が目を覚ましたのは日の出前だったのに棗さんはもういませんでした。
どこにいってるんだろう。
手錠をかける前、公衆電話からトモヤの携帯にかけると別のひとが出たから(職場の誰か? 女の人でした)すぐに電話を切りました。
耳から話した受話器の向こうで、麻衣ちゃん、麻衣ちゃんね、って麻衣を呼ぶ声がしてた気がします。ちょっと質問させて、とも聞こえました。
麻衣のニュースがトモヤの番組で放送される日が近いんだと思います。
暖房をつけていてもお気に入りの毛糸のパンツをはいていても、セーラー服に黒いハイソックスだけじゃすごく寒くて震えながら待ちました。
ばかなことしてるのはわかってたけど、手錠の鍵を見つけてなかったし、身動きもとれなかったから眠らないように棗さんのことばかり考えて長い時間を過ごしました。
夜になっても電気をつけられなくて、すごく怖かったんだよ。あと途中からおしっこがしたくなってたまりませんでした。
夜中に帰ってきた棗さんは麻衣の格好に随分驚いて、だけど優しく手錠をはずしてくれました。棗さんのにおいのする毛布を何枚もかけてくれて、手首と足首についた赤い手錠の痕を優しく撫でてくれました。
麻衣は今日1日ずっとしてたことが、まるで何かを望んでたみたいですごく恥ずかしくて何も言えなかった。涙が出ました。
棗さんはぎゅっと麻衣を抱きしめてくれて、麻衣はこれからキスをするのかなってすごくどきどきしてたけど、棗さんはそんな麻衣の期待なんてもちろん知らずにただ何かを首にかけてくれました。
「ちょっと遠くに出かけてね、ずっと麻衣に似合うのを探してたんだ」
指輪にしようかペンダントにしようかも決めてなくてね、いいのがあっても昨日見たのがよかった気がしたり、気が付いたらこっちに来てからこんなに時間がたってたんだ。
「寂しい思いさせてごめんね」
シルバーのリングの先に少しだけ重たい同じ色のペンダントがぶらさがっていました。
それは王冠の形をしていて、零れ落ちた雪の雫のように綺麗でした。
11月10日、土曜日。誘拐から丸41日が経過。
今日は棗さんとふたりきりで過ごしました。
暖房をいっぱいかけて、ふたりで手をつないで床に寝転がってオルゴールのクラシックを聴きました。
音楽のクラシック鑑賞の授業はいつも居眠りをして風邪をひいていた麻衣には曲名まではわからなかったけれど、とてもいい曲。
いつか名前さえも忘れてしまうクラスメイトの男の子が隣の席で机に卑猥な落書きをしてるときはどんな名曲を聴いても何も感じないのに不思議です。
棗さんの隣だと名曲は瞬間、思い出になる。ひょっとしたら麻衣は男のひとで人生が変わっちゃうみたいなそういうおばかな女の子なのかな。
聞きたいことはいくらでもあるのに、ぎゅっとつないだ手が緊張で汗をかいて湿ったりしてるんじゃないかとか、昨日はふたりでユニットバスの狭いお風呂にお湯をためて入ったけれど棗さんは麻衣の体をどこまで知ってしまったのかなとかそんなことばかり考えてしまいます。
本当は麻衣は花梨さんのことが聞きたい。
トモヤが教えてくれたのは棗さんの婚約者ということと、東京の有名私立の女子高生だっていうこと、それからおかしな婦人警官のコスプレをした写真だけです。
棗さんはどうして婚約者がいるのに麻衣を誘拐したの?
心の中で何度も言葉を反芻しても声を出さなきゃ棗さんにはもちろん届かない。
棗さんをずっと見つめていたことに麻衣が気付いたのは、棗さんより少し遅くて、棗さんは冷たい指で麻衣の睫に触れ、頬に触れ、唇に触れて、そして優しく頭を撫でてくれました。
「麻衣はいい子だね」
自分でもわかる大粒の涙を流して、棗さんに抱きつくと、棗さんは優しく抱きしめてくれる。
「なにも心配いらないよ。こわいことなんて何ひとつないし、不安がらなくてもいい。ぼくはずっと麻衣のそばにいるから」
麻衣にできることは棗さんを信じることだけ。
信じて、信じて、信じ続けて、棗さんのすべてを愛して、いつかもし裏切られてもそれはそれで構わないってそう思いました。
11月11日、日曜日。誘拐から丸42日が経過。
雪が降らなくなったかわりに年に一度だけ人工雪が降るようになりました。
人工雪といっても人工スキー場や北の国からで降らせる雪とちがって、お芝居やコンサートの舞台で降る雪と同じ紙製の人工雪です。ジャンプよりは少しだけ質のいい再生紙を小さな三角形に切って自衛隊の迷彩柄の軍用ヘリコプターが雲と同じ高さから降らすと、太陽の光を反射しながら本物の雪のように舞い落ちる。
再生紙を三角形に切る作業と降り積もってしまえばごみでしかないそれを掃除する仕事が、失業者の再就職先としてあてがわれています。
キンジ先生というあだ名の内閣総理大臣が国の失業率を下げるために野党の反対を押しきって実施に踏み込んだのは3年前のこと。
9月に各都道府県で面接試験があり、10月から12月までの3ヶ月を東京に出稼ぎに出て紙を切るだけの作業を続けるんだそうです。
ノルマを果たしたひとから掃除の仕事に派遣されては毎日のようにごみを拾うだけの徒労な作業を続ける。
それでまた9ヶ月は暮らしていけるだけの給料が与えられます。
枝幸にも今日雪が降りました。
内地の富良野では手間返し、枝幸では結(ゆい)と呼ばれる風習が北海道にはあって、出稼ぎにきたよそのひとにばかりまかせず、年に1度雪の降る日学校も会社もお店もみんな休んで雪かきをします。
港も紙の雪に被われて、海にまで溶けない雪が広がっていました。
毎年のことなのだそうです。
奴ら加減てものを知らないのか、船乗りらしい男のひとが大声で叫んでいました。明日からの漁に支障をきたすわけにはいかないので、男手は棗さんやヒロフミやお兄ちゃんまでが駆り出されて凍えるように寒い海を船に乗って掃除に出かけました。
ココと芹香ちゃんと麻衣は3人で年に一度の雪景色のなかロリ服を着て記念撮影をしたあとで、町の女の人やこどもたちといっしょに掃除をしました。
「見ない子たちだね、若いのに出稼ぎに来たの? これが終わったら遊びにおいで暖かいもの出してあげるから」
優しそうなおばあさんが麻衣たちにお鍋をごちそうしてくれました。
世界の果ては凍えるように寒いけれど暖かい場所です。
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