第五話 勇者の役割…… 3


「もちろん!どこって言われると正確には分からないんだけど、簡単になら説明できるよ」


「うん、教えて」(小声気味で)


「よくさー、ラノベやアニメであるでしょー。異世界に召喚されたり転生したりするようなの」


「あー、咲夜が好きな奴か.......」


「うん!つまり私とえっちゃんは異世界に召喚されたってこと」


「なる、ほど。ん?異世界召喚って事は」


「おおー、だいぶ分かるようになってきたんだね。そう魔王、討伐!」


「うわー、そうなのか!」(棒)


「えー、と」


ボソッ(なぜ、また2人.......)


「ん?もしかしてウチらを召喚した人じゃない?」


「え、そうなのか?」


どうして2度も失敗するのですか!


「あ、あのーなぜ?2人.......」


「あ、そういうパターンか」


「ん、どういうパターン?」(小声気味で)


「えとね、多分だけど勇者を1人召喚したはずなのに、2人いる、つまり失敗.......的な感じ」


「な、なるほど」


2人で話を進めないで!


「と、取りあえずこの世界の事を言います!」


 と言ってこの世界の状況を話した(2回目)



『(また、この世界の状況を見たかったら【第零話 まさかの異世界召喚 前編】を見てね)』



「へー、案外大変なんだなー」


「軽いな咲夜」


「まあねー、何度もこういうシーンは見てる読んでるからね」


流石プロ!だね。


「でさ、どっちが勇者なの?」


「あ、はいそうでしたね勇者は咲夜様です!」


「や、やったー!私が勇者!私が勇者!」


 咲夜はとても嬉しそうにしながらめちゃくちゃ、はしゃいでいる。


「じゃステータスだね」


 ステータス。と咲夜は心の中で唱えた。


  職業 勇者  人影咲夜 Lv1  状態 わくわく

 Hp320/320 魔力155/155 素早さ97 筋力27 知力96

 属性 火 嵐 水 光 

 スキル  経験値上昇D 武術D 初歩魔法耐性C 風耐性

      鑑定C 身体能力上昇D 異世界オタクSS

 魔法  潜伏C 爆風空間C 反射シールド

     竜巻D 火炎D 水球D 光明D  疾風風紀


「お、おお、すごい!」


「さすがは勇者だね」(少し小声気味で)


「次はえっちゃんの番だね」


「.......どうやって見るの?」


と、戸惑いながら聞いた。


「ステータスって唱えるの」


「な、なるほど、ステータス」


  

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