第三話 オリジナル魔法と極 3

「そういえばさ前から思ってたんだけど」


「何?」


「俺の火属性の呼び方は、「火」なのにどうして仕佐のは「炎」なんだ?」


「あーそれか」


「何が違うんだ?」


「始めは火で極めると炎になるんだ」


「えっ?そうなのか?!」


「例えば、僕が持ってる火属性魔法の黒煙の業火こくえんのごうかなんかは、その魔法ランクがAでとても強力なんだ」


「え!あれってそんなにやばいやつなのか!?」


「そうだよ。あれ消費魔力が多くてね.......」


「だから強力な魔法を覚えるためには、属性の強化が必要なんだ」


「へーなるほどー」


「あれっ?ちなみにさ」


「うん?」


「俺の無色魔法はどうなるんだ?」


「あれ?確かにそうだね。神官も無色魔法の話はしてなかったはずだし」


「そうなんだよ!」


「確か無色魔法は基本的にオリジナル魔法、だったよな」


「ああそうだな」


「まあ、考えても仕方ないか」


と笑いながら、明日クエルフに聞いてみることにした。


「そうだな寝るか!」


そして次の日、昨日話したことをクエルフに聞きに行ってみた。


「おーい!クエルフーいるかー?」


そう言っていつもの西の森に向かった。


なんか、恥ずかしいからやめて.......誰もいないけど!


「んどうしたの?」


「ちょっと聞きたいことがあるんだよな?」


「うん」


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