※読み合い企画からのレビューです殺されるべき運命から逃げ出した鬼の真祖である阿夜と、彼女と出会ったあまりに優しすぎる男の物語美しく丁寧な筆致で描かれる本作品は、喜びと悲しみとに彩られているネタバレは避けるが、ラスト近くでは頬を熱いものが伝っていった個人的には傑作と言える完成度だが、唯一、後日談以降は蛇足だったと感じる蛇足と言うより、「欲しいものがそこになかった」というがっかり感だろうかともあれ、本編までは確実に良作なので、是非手に取ってみてほしい作品だ