ラブコメディーを俺達に。

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ラブコメディーとは、

恋愛を主題としたコメディ要素が強い明るい作風の作品のことであり、昨今、ラブコメディの人気と需要は高まりを見せている。

そもそも、恋愛を題材にした物語というものは元から人気があり、平安の世では和歌で恋文を詠んでいたりしていて、古くから人間という生き物は恋物語というものに関心のあるものなのである。

だがしかし、それは物語だから関心を持ったり感動したりするだけなのである。

実際に考えて見て欲しい。

身の回りに、

彼女が会いたがってるからと、夜中にいきなり家を飛び出して、彼女のもとに駆けつける彼氏。

何度も告白し、諦めずに何度も告白して、ようやく熱意が伝わり付き合い始めるような2人。

実際にそんな人がいたら気持ちわるいだろう。

隣の席のあの人がそんなことをしていると考えると吐き気がする。

気持ち悪い。

勿論、俺がするなんてもってのほかだ。気持ち悪すぎて死にたくなる。

俺は現実での恋愛が嫌いだ。

でもそれは決して現実逃避や、妬みなどではない。

彼女なんていらない。好きな人なんていらない。周りから聞く惚気話も、修学旅行の夜に小声でするような可愛い恋バナも、

＿＿＿＿俺に恋物語なんて、いらない。