施錠
あれでも一応俺のボスだ、アジトの情報は漏らしていない。
夜なのか、鉄格子からは月光が差し込み何もない牢獄を照らしている。
「俺だっ!大丈夫か?!」
「ボスッ!助けに来たんですか!?ありがとうございます!」
「ほれッ」
掛け声と共に黄金色に鈍くひかる鍵が投げ込まれてきた。
「秘密ルートで手に入れた鍵だ。まったくおれが二十年前に捕まった時はピッキングツールだけだったんだぞ!それがあるなららくしょうだろう?じゃまたな?!」
お前捕まったことあんのかよ・・・。そう呟きながら牢獄の重厚な鉄扉にかかるダイヤル錠を鉄格子越しに見下ろした。
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