自伝・私の聖戦〜夏の陣〜
「ぶぅぅん」
この蚊を仕留めるまで私は寝れない。羽音が目障りだ。それに痒いのは嫌だ。仕方ないな少し頭を使おう。(そんなに頭は良くないが)
30秒後
腕以外布団で覆えば仕留められるのでは無いだろうか?囮作戦だ。早速実践してみる。
1分後
しぶとい。なかなか食いつかない。釣り番組で釣れないときの人の気持ちなんて一生理解できないな、(※魚嫌い)なんて思ってた時期が私にはあったことに驚く。と、思いつつスマホいじりモードに移行する。
30分後
web小説を読み漁っている手が止まらない。もう2時なのに……。あぁ眠い。
6時間後
寝落ちしてしまっていた。しかし朝ごはんより小説が気になる。そう思っていると猛烈な痒みが全身に走る。毛布は暑いため寝返りで跳ね飛ばされ床にだらしなく突っ伏している。長袖は暑かったのかいつの間にか捲くっていた。そして今蚊が私を嘲笑うかのように私の目の前を昨日より格段に太った身体を飛ばして行く。
〜 アフターストーリー 〜
11時間後
未だに続いていた格闘戦(一方的な奇襲攻撃)は今偶然教科書を置いた事がカウンターとなり決着がついた。聖戦は幕を降ろしたのだった。凄い達成感と平和に浸っていしているそんな時、些細な不快感を覚え自分の脚に目が行く。そこにはなんと
(別の)奴が。
「ペシッん!」
その攻撃は自分を痛めつけるだけであった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます