第25話 往年の名作

かねてより、某動画サービスを利用させていただいております。


かつてはレンタル派でしたが・・・動画サービスの安さと選択肢の多さは、映画好きとしては有難い限りです。


洋画やフランス作品もよく見ますが、レンタルショップでは仏作品を探すのに苦労します。仏作品コーナー、あっても良いと思うのですが・・・韓国作品コーナーはあるのに。


動画サービスではお手軽に検索できるのもありがたいですね。


少し見て、あまり面白くなければやめることもできますし・・・レンタルで1本ごとにお金を払って借りると、勿体ないので最後まで観てしまいますが、動画サービスですと早めに見切りをつけることができます。ウォッチリストに他にも沢山登録されていますからね。ほんとに観るのが追い付かないし・・・


あと、古い作品もお手軽にチャレンジできます。何十年も前の作品をレンタルするのは、はずれたら嫌だなぁ~と思ってしまいますが、見放題の動画サービスでは気軽に観られますね。いまひとつだったら、すぐ他のものに切り替えできますし。


ああ~本当に、良い時代ですね・・・


それで先日、激しくヒットな往年の名作とめぐり合ってしまいました!


油断していましたよ・・・なにげなく、おためし的に見始めたらすっごく良くて。


感動の薄れないうちに、レビューしたくなりました。

(少々ネタバレを含みます・・・^^)


「シェルブールの雨傘」、カトリーヌ・ドヌーヴ主演、1964年。


カトリーヌ・ドヌーヴは好きで、若かりし頃の美しさは半端ないですね。


実は、私の好きな人に、似ている気がします・・・♡


彼女は日本人ですが、とても美人で~~♡♡


カトリーヌ・ドヌーヴの若いころの作品を観ると、いつも自動的に彼女のことが思い出されます。


し~ちゃん(私の好きな女性・仮名)と、雰囲気が・・・♡


もしも、し~ちゃんが、カトリーヌ・ドヌーヴ風のファッションやヘアスタイルをしたら、きっとよく似合うだろうな~✨といつも思います。

でもし~ちゃんは、もっと可愛らしいというか、なんていうか・・・


まあつまり、やっぱりうるわしい美女なわけですが!


まあ、それはそれとして・・・


「シェルブールの雨傘」、気軽に見始めましたが、まず音楽が!


あっ、聴いたことがある!ってゆうかすごい有名な曲だし。昭和だし!


1960年代の洋楽、スキなものがたっくさんあります~✨


でも、曲は知っていても、タイトルまでわかっていないパターンが多いので、かの有名な「シェルブールの雨傘」も先日やっと曲とタイトルが一致したわけです。


なんと、古いフランス映画の主題歌だったなんて~


しかもミュージカル!


最初のセリフから歌っちゃって、コッテコテのミュージカル映画ですよ。


ミュージカルは好きなんですけど、歌の分量がね~・・・


セリフが全部歌とか、そんなに好きじゃないのですが・・・


最も好きなミュージカル作品は「オペラ座の怪人」と「グレイテスト・ショーマン」ですが、割とちょうど良い分量で歌とセリフが混在していますが。


全部、歌となると少々くどいな~と。


そして違和感・・・


なにせ、しゃべり言葉が全部歌って明らかに不自然じゃないですか。


緊張感ないですよね~笑


とか思いながら見始めましたが。


割とすぐに慣れて、最初はみんな歌っててプフッ・・・と思いながら見ていましたが、急激にシリアスな展開になるんですよ~~


そして、あの誰もが耳にしたことのあるであろうメロディーに歌詞があったなんて!


劇中で何度も、フランス語の美しい歌詞が存在していたなんて大発見でした!


音楽がストーリーを盛り上げまくりですね。


美しく、どこか悲しいあのメロディーは国宝級・・・というか、日本国産でもないので地球レベルの宝ではないでしょうか。


作曲をしたルグラン氏、世界中で絶賛だったようです。


それで、この映画で秀逸なのは、そのストーリー。中盤でのお別れシーンとラストシーン。


登場人物がみんな、真面目な良い人たちなのがまた・・・


激しく恋に落ちた若かりし日の主人公たち・・・


その、最後の演技がもう、なんとも言いようがありません。


かつての恋人たちが時を経て偶然めぐり合い、言葉を交わします。


その淡々としたふたりの様子が・・・


キャラクターたちが、感情に流される様子は一切見せないのです。


でも見ているこちらは涙が止まらない・・・


みんな、ちゃんと幸せになっているんですよ。


なのにすごく、泣けてしまう・・・主人公たちが、離れ離れになってもなお、かつての夢を実現させているのが切なすぎる・・・


往年の名画すごい。


イチ押し作品のひとつになりました。気になる方、曲のチェックだけでもぜひ~^^

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