ストレリチアss 誕生日編

第1話

ストレリチア瑠衣風SS誕生日編


今日のポルトブヌールはいつもよりゆったりとしている。

某ウィルスの影響を受けているせいである。


「最近コロモウイルスの影響でお客さんが減りましたね〜。」


「皆マスコミが自粛を促していることで外出する人も減りましたよね。パートさんのシフトも短くなってますしね‥。」


「辛い状況ですよね‥。中にはポルトブヌール一本の人もおりますからね‥。」


「一刻も早く収束をする為に手洗いとうがい、それから消毒を心がけるようにして感染を防ぐことに専念するようしか無いですよね!」


「そうですね!」


「あっ、そうだ!瑠衣さん、今日もし予定が無ければ、申し訳無いですがバックヤードで18時まで待っていてもらってもいいですか?」


「えっ、あっ、はい。分かりました。」


「良かった!ありがとうございます。」


(‥?何だろう??)


18時を過ぎた頃、風がバックヤードに戻って来た。


「お疲れ様でした〜!」


「お待たせ〜!ごめんね待たせてしまって!」


「いえいえ、のんびりしていたら、あっという間に18時だったので大丈夫ですよ。」


すると風は冷蔵庫から白い箱を取り出した。


「小戸森さん!お誕生日おめでとうございます!!」


「本当はホールが良かったんだけど‥。コロモウイルスの影響もあるし‥。良かったら受け取ってくれるかな?」


「わ〜!!ありがとうございます!!頂いても良いんですか?!」


「勿論!」


「それからこれ、女の子は何が良いか分からなくて‥。」


風はロッカーの中に入ってた鞄から青いリボンが付いてラッピングされている紙袋を取り出して、瑠衣に差し出す。


「えぇ!?!重ね重ねありがとうございます!」


「開けても良いですか??」


「どうぞ。」


中身は青いリボンを首に巻いた着物を着たテディベアのキーホルダーだった。


「か〜わ〜い〜い〜〜〜!!!!」


「喜んで貰えて僕も嬉しいです。」


「栗花落さんのお誕生日はいつですか?」


「6月15日ですよ。」


「じゃあその時は私がお祝いするので待っていてください!」


「はい!」

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ストレリチアss 誕生日編 @kayuu773

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