俺の○○奮闘記
六月
奴がいた……
俺は真夜中に勉強をしていた。
かなり難しい問題だったので時間がかかった。
一旦勉強の目処がたったので一度、洗面器で歯磨きをした。
すると……
カサカサッ!!
違う場所から変な音が聞こえた。
俺は聞こえてくる場所に行くことにした。
すると、
奴がいた。
茶色の表面に家にいるとは思えない大きい体。
俺はすぐに奴の事を理解した。
俺が生まれてきて初めて見た。
奴はその場に留まる。
初めて見る感想はたった一つ
「気持ち悪い」
俺はそんな気持ち悪い奴をすぐに倒そうと思った。
奴がいたら迷惑だ。
俺は新聞紙にくるんで一つの武器を作った。
でも、いざと言うときに体が動かない。
どうしてだろ?
自問自答した。
そして、奴は動く。
カサカサカサッ!!
やはり気持ち悪い。
それでも、俺は奴を倒さなければいけない。
俺は決心した。
覚悟を決めた。
その瞬間、俺は思いっきり奴に向けて唯一の武器を振るった。
ブチッ!!
やったか?
よし、やった!!
俺はこいつを倒したんだ!!
俺の心に嬉しさが残った。
しかし、俺はもっと重大な任務を忘れていた。
こいつの死骸だ。
こんな気持ち悪い奴、触りたくない!!
でも、この死骸を処理しないとこの家にずっと奴が残ってしまう。
俺は新聞紙を使って奴を触ろうとする。
無理だ!!
こんなのできない!!
でも、やるしかない。
俺は必死の思いで奴を触った。
手に感触がある。気持ち悪い。
そして、俺は奴を新聞紙にくるんでゴミ箱に捨てた。
やった!! 奴を倒したんだ!!
そう。俺はこのクエストをクリアしたんだ!!
そう思えたとき、俺は自分の人生で一、二を争う達成感に溢れていた。
そして、俺は歯磨きを終わらせた。俺は自室に行こうとする。
しかし、俺は急にお手洗いに行きたくなった。
急いでお手洗いに行く。
そして、なんとか解消された。
しかし、そこで思わぬものをまた見てしまう。
あ……
そう、そこにいた。
奴はそこにいたのだ
俺の○○奮闘記 六月 @shimoshiro
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