第7話 土御門家
「お父様。転移魔法を使うものを発見しました。すぐに仲間に引き入れましょう!」
晴香は帰宅後、お爺さまにそう話した。
「ほう、、転移魔法か、、一般人にしてはなかなかの魔力量を持っているようだね、うちに招待し鍛えてあげなさい。いい駒になるかもしれぬ。」
「了解ですおじいさま。お任せください。」
晴香の家は土御門家といい、古くから続く魔法一家である。実はと言うと、土御門家の祖先は異世界からの転移者だったりする。
そこからだんだん血が薄まり血が広がり魔力を持っている人が増えた。だが魔法の使い方は一家相伝なので使える人は少ないのだが。さらに先祖返りというものがあり、それぞれの一家の先祖、まぁこれは異世界人なのだが、その魔力を濃く受け継ぐことがあり生まれた時にたくさんの魔力を保有していたり成長とともに増えたりスキルがあったりと色々である。
なのでおおやけには分からないが、社会を裏で支えてるのが土御門家を含む魔法一家なのだ。
早速晴香は部下に頼み彼について調べる。
もちろん彼は犯罪歴はないし何かで有名、ということはない。だが見た目、およその年齢、SNS、裏の情報などを用い簡単に見つかったのだった。
「ほう、佐藤ゆうきというのか。
特になんのこともない、普通の学生だな。だが彼は魔法を知っていたし使用していた。何か裏があるのかもしれない…。」
早速行動に移ったが、なにせ彼は転移能力を用いて移動をしていたので捕まることはなく、コンタクトが取れたのは1ヶ月が経った頃だった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます