第13話 依頼の日々と現実
さて、合計で1万2千円ほどか、、なかなかの稼ぎだな…笑
普段はコンビニでアルバイトをしているのでアホらしくなってくる。
ギルドで格安の宿泊所を調べそこに向かう。一泊素泊まりで大銅貨15枚ほど、およそ1500円だ、なかなかに安い。そこで宿をとり現実に戻ってみる。
「転移」
よし、自分の部屋だ!時刻は、、8時36分、8時半ごろ転移したからやはり向こうとの時間は違うんだな。まずはバイトを少しの間休むと伝えよう。あとは家族には友達の家に泊まるということにするか。バイト先に電話し置き手紙を置き自室に戻る。
そしてインターネットを利用し色々な場所を調べる。そう、異世界で金貨を手に入れこちらの世界で売ろうという魂胆だ。
どうやら金貨は普通に買取できるところもあるらしいがなんせたくさんの量を売りたいと考えているので色々と調べる。すると海外では課税なしで売れると判明。もちろん飛行機で行くには持ち込める量が限界があるがこちらには転移がある。ニヤケが止まらない。そして中世ヨーロッパや使っていた道具などを調べ再び異世界に戻る。
外を見渡すが変化はない、どうやら現実に戻っている間時間は止まっているらしい。色々おかしな点が多いが気にしたら負けだと思い込み外に出かける。
武器の調達だ。
剣道をやっていたとは言え刀は扱える自信がないので細めで握りやすい剣を探す。
銀貨5枚で購入し銀貨1枚でポーションを手に入れておく。
そしてまた依頼を受けにいき薬草採取からホーンラビット、レッサーウルフ、さらにはスライム、ゴブリン、オークなどを倒し続けて一週間がたった。現実世界では約5時間ほどたったくらいだ。
俺はレベルアップを繰り返し一気にステータスを確認したかったので一週間我慢した。現実世界では一日レベル1上げるのがいいところだったがこちらの世界では魔法の使用から魔物の討伐、その運動量でも経験値が得られるのですぐにレベルは上がっていった。その結果がこれだ。
「鑑定!!」
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佐藤ゆうき 男 20歳
Lv.062(次のレベルまで531/1953)
所持金 銅貨35000枚
筋力 249 体力298/301 魔力 242/254
知力 52 素早さ261 運 234
能力 転移魔法(S) 鑑定魔法(C)収納魔法(Ex)
言語理解(S)
称号 異世界からの来訪者 逃げの極意
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