第11話 この世界について
「ただいま戻りました!リリお嬢様!」
「お疲れ様、アレク、大丈夫だった?」
「ええ、こちらは軽症のものはいますが問題ありません!そしてこの方が盗賊の頭を倒してくださったので!」
「あら、あなたお強いのね笑ありがとう、感謝するわ、あとで褒美を渡してあげてちょうだい!」
なかなか気が強そうだな…うちの妹みたいだ笑
「いやいや、お強いだなんて笑たまたま背後にいたので不意を打っただけですよ笑
褒美ですがよければこの世界、あ、いやこの国について教えていただけないでしょうか?
田舎にお婆ちゃんと暮らしており世間のことについてうとくて汗」
「あら、そうなのね、まぁ不意打ちでもすごいわ、ありがとう。さ、この世界?のことね、教えてあげなさいアレク」
アレクさんに様々なことを聞いた結果色々なことがわかった。
まずこの世界の名前はシンス界、この人達の国はマンス国らしい。そして中央に魔界その周りに魔の森、その周りにデイズ国、ウィーク共和国、イヤーズ国と広がっているらしい。東に歩いていたら魔界だったのでとても助かった。
そして通貨は銅貨、大銅貨、銀貨、大銀貨、金貨、大金貨、白金貨とあるらしい。購入できるものを聞く感じだと銅貨は日本の10円、白金貨は1000万ほどだと分かった。
そして皆がつけているネックレスのようなものはアクトといい、どこかしらの国で暮らしているものは12歳になると洗礼式を行い身分証になるアクトと100人に1人ほどにはギフト(能力)が与えられるらしい。
なので俺のような田舎暮らし(嘘)は魔物の危険もあるので珍しくあまり街には来ないらしい。一応教会で洗礼を受けるか冒険者ギルドで発行はできるそうなので街に着いたら向かうつもりだ。
「色々とありがとうございます!」
「いやはや、困った時はお互い様だよ。おっと、見えてきたぞ、あれがマンス国だ。街に入ったらまずは冒険者ギルドに向かいアクトを作るといい。そして君は強いから大丈夫だとは思うが依頼をクリアしてお金を稼ぐといい!お金が貯まったら私がいい家を紹介してあげよう。」
「何から何までありがとうございます!(家は買うかわからないけどこっちに拠点があるのは便利だもんな…)
あ、あと!商売を始めたいと思っているのですがどうすればいいのでしょう?」
聞けることは聞けるだけ聴いておく、遠慮なんてする余裕はない。
「それなら冒険者ギルドで作ったアクトをもって商業ギルドに行くといい、商業ギルドに登録するランクによって開けるお店の規模が違ってくるから詳しくはギルドのものに聞くといい。
そろそろお別れのようだ。右手に見えるのが冒険者ギルドだよ、困った時は詰所か兵士団を尋ねなさい。では、達者でな!」
「はい!ありがとうございます!がんばります!」
冒険者ギルドの前で別れてすぐに皆からの視線が集まる。周りからは公爵家の馬車から降りたや、という声が聞こえてくる。あまり目立つことは好きではないので小走りで冒険者ギルドに入る。中にはムキムキの戦士やローブを着た魔法使い?のような人、猫耳やエルフなど様々な人々がいた。よくある熟年冒険者からのちょっかい、、は全然なく簡単に登録することができた。
冒険者にはランクがあり現在はFランク、これもアクトに表示されるらしい。ランクはSまであるそうだがSは存在しないと言われておりF、Eは駆け出し冒険者
D、Cは中級冒険者
Bは一流の冒険者
Aは何かしらの偉業を残した伝説の冒険者と言われている。なんでも単独でドラゴンを倒したり様々な逸話があるらしい。
とりあえず俺はC級あたりを目指そうと決める。まずはランクを上げお金を稼ぎ日本の商品で商売するんだ!!
そして依頼ボードから薬草採取とホーンラビットの討伐(ホーンラビットの肉×2の納品)を受け狩りに向かう。
鑑定魔法があるので簡単に薬草は見つけられるはずだ。
さぁ、初めての依頼、頑張るぞ!!
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