第12話 またまた強敵
俺達はダンジョンの奥深くまで入って行った。
だが相手はカミージュの苦手な蜘蛛である。
「やぁーー!!気持ちわるーい!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グシャッ!!!!!!!!!!!!
蜘蛛が苦手な分近寄らせなくないため力の操作ができていない様子だ。
「いやああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドカドカドカドカドカドカ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
「す、すげぇなカミージュ・・・・・・。」
「カミージュは苦手な者が相手になると
いつもあんなですよ。おにぃ。」
俺はカミージュの超無双を見て圧巻した。
「ほらっおにぃ早く行かないとカミージュに
置いてかれるよ。」
「あっうん、今行く!!!!!!!!!!!!」
俺らはカミージュを走って追いかけた。
奥深くまで行くにつれて部屋が狭くなり
緑が生い茂っていった。
〜 一方でカミージュは・・・・・・ 〜
「はぁはぁ、あれ?急に広くなった!?」
でも緑が生い茂っている事には
変わりなかった。
「あっ!?やべっおにぃ達置いてきちゃっ」
ガサガサ・・・・・・。
「た!?!?!?!?蜘蛛!?」
カミージュの周りの草草草・・・・・・
の中から虫がすばしっこく蠢(うごめ)く音が
聞こえた。
「だ〜れ〜だぁ〜。
オイラの領域(テリトリー)に入ったバカは。」
「!?誰だ!!!!!!!!!!!!」
カミージュは周りを見回すが誰もいない。
「出て来い!!!!!!!!!!!!」
「自分から出て来るわけないだろうが。
アホか?」
「誰がアホだぁーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ならこうするまでだ。
太陽爆破(コロナボンバー)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
「あーぁ持ったいねぇなお前。
綺麗な緑が燃えちまったじゃねぇか。」
「何だ?ここは!?」
緑が燃え尽きたと思ったら1面蜘蛛の巣に
なった。
「マジかよ。
私・・・・・・蜘蛛苦手なんだよ。」
「そうかそれはオイラにとっては好都合だ。
なぜなら俺は蜘蛛人間だからだ。」
見た目は普通の人間だが目が蜘蛛みたいに
沢山あって気持ち悪い。
そして腕が八本に増え蜘蛛らしくなっていた。
「何が『蜘蛛人間』だ。
お前は本物の『蜘蛛』じゃねぇか。
でもな私はそんな蜘蛛よりも強い
『怪物』さ。」
「寝言は寝て言いやがれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
蜘蛛糸網(スパイダースレッドネット)!!!!!!!!!!!!」
蜘蛛は口からとても太く丈夫そうな糸を
勢いよくカミージュに向かって出した。
(これなら喰らっても大丈夫そうだな。)
「おっと。
思ったより気持ち悪くないじゃねぇか。」
「オイラの糸を
・・・・・・舐めるんじゃねぇよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カミージュに巻きついている蜘蛛糸を蜘蛛は
手に持ち振り回した。
「そーれそーれ!!!!!!」
「おー!!おもしれぇ。」
「楽しむなああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
「え?人生楽しまなきゃ損だよ。」
蜘蛛は眉を潜めてカミージュを睨んだ。
「あーらら怖い顔しちゃってモテないぞ♡」
「よ、余計なお世話だ。ゴルァー!!!!!!
これでもな蜘蛛界では
イケメンな方なんだぞ!!!!!!(自称)」
「そう・・・・・・。
なんかごめんね。」
「謝んな!!!!!!!!!!!!いきなり謝れるとオイラも
謝りたくなる・・・・・・って
バカやってる場合じゃない。
何やらせとんじゃ我!!!!!!!!!!!!」
「あんた結構楽しそうだったよ。
フンッッッッ!!!!!!!!!!!!」
ブチンッッッッ!!!!!!!!!!!!
カミージュは蜘蛛糸を簡単にぶち破りながら
楽しげに蜘蛛と会話をしていた。
「バカやろうよ。正直戦いより好き。
おにぃ程ではないけど。」
「そうかい。
はっ!?うっぅぅぅぅ・・・・・・。」
「どうした!?
(低数波聞取(ていすうはきとり))」
(お前何してくれちゃってんだボケェー!!!!!!
さっさと倒さんかい!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボケェーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もうしゃあない少し力分け与えたる。)
「グッぐわああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
に、げろ・・・・・・早く!!!!!!逃げろ!!!!!!!!!!!!
俺の理性が保たれている内に早・・・・・・
ぐわああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブチブチブチブチ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
蜘蛛は頭を抱えながら痛がっていた。
そんな痛がっている中蜘蛛の体が膨張し始め
大きくなっていった。
「グワハハハハハハハハ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もう逃げてもしゃーないで。
殺魔伝虫(さつまでんちゅう)が1人
『大蜘蛛』よろしゅーな。」
そして蜘蛛はとてつもない変身を行い
性格まで狂ってしまった?
「すげぇー変わりそうだな蜘蛛よ」
「そりゃそうだ。
『俺』が中に入っちょるからな。」
「俺?」
さっきまでとは違う自分の呼び方に
カミージュは疑問を抱いた。
そして蜘蛛が言っていた『殺魔伝虫』とは
一体何かカミージュは沢山の疑問を
抱いたのであった。
シスコン魔王は、ブラコン妹より、弱いそうです。 こやかず @koyakazu
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。シスコン魔王は、ブラコン妹より、弱いそうです。の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます