魂
具ひじ
第1話
痛い、暗い、痛い、自分は守る、必ずこの命に変えてでもこの少女をこのイジメに遭っていた少女をこのクズ共から!!そんな事を思っていると、まさに、今自分を正確には後ろの少女をイジメていたヤツこんなことを言った。
「お前さぁ、何したいワケ?今日転校して来たと思ったら、こんなクズ庇うなんてさぁ」
だから、自分はこう言った。
「“何がしたい?”そんなの決まってるだろ、助けるんだよこの、名前も知らない少女を!お前たちみたいなクズから!!主人公みてぇにな!!!!!」
そんなことを言った次の瞬間イジメていたヤツが怒りながら、手に持っていた拳銃を自分の方に向け、撃った。
「ハッ、何が主人公だお前は少女一人守れないゴミだよ、バ~カ」
「いや、守れたさ。」
意識が朦朧となりながら、言ったセリフの後に、ドアが勢い良く開かれた。
「警察だ!今すぐ手を上に上げて降伏しろ!!」
よし、あとは警察に任せれば……だいじょ……うぶ……
最後、あの少女は笑っていたら良いな……こうして、自分は死んだ。
ハズだったが何処だ此処ーー⁉気が付くと自分はガラス張りのショウケースに入れられていた。いや、マジで何これだけど、分かることが一つあるここは、城だガラス張りだから良く見える。しかも、普通の城じゃないなんと言うか魔王城っぽい。
とにかく、動かなければまずはここから出よう。腕を挙げてーガシャ、え?今気づいたトビラを開こうとした自分の両手が鎧になってる。そして、自分はガラスの反射でもう一つ気づいた腕だけじゃない全身鎧になってるー
でも中々イカしてるなこの鎧、真ん中に豆みたいな玉(?)があって色はシンプルな白!ところであの後自分はトビラを開け、出口を探し回っていたら鏡のある部屋に辿り着き自分の姿をもう一度見ていた。
(しかし、見れば見るほど魔王城だなもしかして魔王とかいるのか?)
「魔王なら、ここにいるぞ魂の入った鎧よ」
⁉いつから背後にいた⁉振り向くとそこには、骨だけの禍々しくも高貴なそんな魔王がいた。
「ふむ、僕はちょっとだけ失敗したのか。だけど、ある意味成功したのか。よし、鎧お前に頼みがある。」
え?
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