大学の法学部に入学したら””魔““法学部だった件について
哲学徒
第1話 ここは地獄の入学式
俺の名前は真保塚井(まほつかい)。ピッカピカの大学一年生だ。今日は憧れだった大学の入学式なんだ!
広大な体育館。初めて袖を通したスーツ。ああ、俺もとうとう大学生なんだ。ドキドキしながらパイプ椅子に座る。
学長の挨拶もつつが無く終わり、俺が入った学部の学部長が壇上に上がった。
「皆さん、入学おめでとうございます。さて、学部長として法学部の皆さんに残念なお知らせです」
残念なお知らせ?法学部の奴らがざわつき始める。
「あなたたちが入ったのは法学部ではなく、““魔””法学部です。就職率は0%です。各自、心して掛かるように。では」
「魔法学部!?」「聞いたことないぞ!」「冗談キツイぞ!」「ふざけるな!」「仮面浪人してやる!」「入学金返せ!」
後ろの方でそんな声が聞こえる。暴動でも起こりそうな騒ぎだ。俺は、やおら椅子から立ち上がり「べ、べんごしになりたかった・・・」と言いながらぶっ倒れた。
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