二人の琴は恋人になりました
織青 叶
第1話始まりの琴
「ねぇ未琴。」
「何?美琴。」
「私達、恋人になろうか。」
「何?君は僕のこと好きなの?」
「そうね。好きになったのかも。君は?君は私のこと 好き?」
「そりゃ、好きでもなきゃここまで一緒にいないだろ。」
僕たちは互いに傷を舐め合った。たった一人の人に捕らわれて囚われて僕たちは共にいる。
恋人ではないが最後までしたことを考えると友だちでもない。
だからこそ、ある意味進歩したのかもしれない。
関係を明確なものにしたからだ。
「じゃあ、付き合うか。」
「うん そうだね。」
こうして僕たちは恋人同士になった。
でも、恋人になる、明確な関係になったということは僕たちはいつか乗りきらなければいけない。それはいつなのだろうか。
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