とある秀才の異世界人生
@rissyun
第1話 秀才とあるおっさん
「あー、眠い。」
そういいながらいつもの時間に起きた。
時刻は10時32分。私、本多立春17歳は、いつものごとく遅刻していた。だけどテストは毎回一番。なぜだろうか?
うちの高校の偏差値は高いが校則は厳しくない。だが、遅刻に関しては厳しいからな。
そう思いつつスクールバックに荷物を入れ、リュックを背負う。いつもの脳死作業だ。
「あぁ、走るのめんどいな。」
そういいながらも走りながら校門に向かった。
しばらく走り、校門の約300メートル前まで来ると、人影がある事に気づいた。
やばい!教師が出待ちしているだと!?
教師に見つかると面倒くさいし、どうしようと考えながら走っていると。
「兄ちゃん!危ない!!」
という現場のおやじくさい声が聞こえた。
「え?」
と気づいた時にはもう遅い。
「うぁぁぁぁぁぁ…」
「兄ちゃん!あれ、おかしいな。落ちた音が聞こえない。マンホールだからそんな深くないはずだが?」
どすっ!
という鈍い音を立て落ちた。
「痛ぇ。ここはどこだ?」
確か俺はマンホール工事に気づかず、マンホールに落ちたはずだが?
「おい、お前。」
おい、だれか呼ばれてるぞ!…と言いたいところだがここには俺しかいないしな。
「なんでしょう?」
「お前、情報収集が間に合ってないな?」
「何でですか?」
「顔がポンコツになっているぞ。」
やばいやばい。俺としたことが。
「それで、ここはどこなんですか?」
「あぁ、簡単に言うとここは異世界への入り口だな。」
「へ?」
「どうした?」
「そういうのって、普通かわいい女神様とかがやってくれるんじゃないの?」
「生憎と、世の中そんなうまくできていないのでな。」
「えぇ。なんかやだぁ。こんなおっさん。」
「おっ、おっさん!?そんなおっさん!?俺?」
「うん。おっさん。」
「うわーん!もう生きられない!」
やべぇ、めんどくせぇタイプの人間だ。
「なんか、すみませぬ。」
「ほんとに思ってる?それ?」
「はい。思ってますよ。」
「うそだ!めっちゃ棒読みだもん!」
「いい加減進めてくれます?」
少しイライラしてきたため強制的に進めることにする。
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どもどもリッシュンです。今回は異世界ファンタジーの小説を書いてみました。何かおかしな点、間違っているところがございましたらご指摘ください。
では、また次回。
とある秀才の異世界人生 @rissyun
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