怖いこと。
Y.
第一夜 家賃が他と比べて5000円安い角部屋
これはついこの間私が怖いと感じた出来事だ
ある日、一人暮らしの私はいつも通りバイトから帰ってきて、シャワーを浴び
いつものようにゲームをしてそのまま寝ようとしていた
しかし、ふと明日が燃えるごみの日であることを思い出してごみをまとめることにした
朝に弱い私はいつも前日の夜にごみを出すように心がけていたのだ
ごみを袋にまとめ終わり、ドアを開けて外へ出た、スマホを見るともう12時を過ぎておりいつもながら辺りは暗かったが、その日はいつにも増して暗いような気がしたのを覚えている
早く出してしまおうと思い早歩きで廊下を進んだ
二階の角部屋はごみ捨て場から一番遠い、ここだけは少し嫌だった
廊下を突き当たり階段を駆け下りる
「トントントントン(㌧㌧)」
なぜか自分の足音とは別の音が同時に聞こえて スッ と振り返ったが
そこには何もいなかった
幽霊を信じておらず霊体験が皆無だった私は初めての現象に全身に鳥肌が立った
後に冷静に考えれば何かの勘違いだったかもしれないが
その時は恐れのあまり猛ダッシュでごみを捨て階段を駆け上がりその日はドアに普段しないチェーンをかけて眠った。
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