第5話 許嫁1
龍二は窓の外を眺めていた。
(なんで、ふられたんだそんな魅力ないのか付き合って2週間しかたってないのに、それに許嫁ができるとはどんな展開だよ。笑うことしかできねえ)
「龍二、どーしたそんな湿気た顔して前まで天にのぼるような顔をしていたくせに」後から声がしたので、振り返るとそこには一人の男がいた。
「うるせぇ、いつもこんな顔ジャイ」
「あ、それもそうか」と男は笑いながら言った、彼は龍二の親友と自称をしているクラスの中でゆういつ喋る相手である、須藤健である。
「お、そお言えば親父さんから聞いたぞ、許嫁ができたらしいな。良かったじゃねえかこれで龍二にも春がきたな」
「よかねぇよ許嫁ってなんか揉め事もっているんだから」ため息混じりに言うと健は笑いながら。「それもラノベオタクにとったら美味しいのでは?」と言われた。
「はぁー、明後日あうことになっているんだよ、美人だと聞いたけどやっぱり俺にとってはあいつが一番だからな。」龍二は右斜めの方を向いたそこには2週間前まで彼女であった明香が中のいい友達と喋っていた。
「お前まだ引きずっているのかよ、もう前向けよお前には高嶺の花だったんだよ。」
「わかってるは、それでもフラレたらきついんだぞ」
「まあ、そおだな。許嫁とはうまくやれよ」
そして、許嫁との初対面の日がきた。親父からわたされた紙と鍵を持って新しく自分が住む家まで向かった。
「ここか、」新しい自分の家につき鍵を開け部屋にはいっていた。
「どーでもいいから早く終わってくれないかな」大きくため息をしながらソファーに寝そべった。
すると、インターフォーンがなる音がした。「きたのかな?」と思って玄関のドアを開けると、そこには驚きを隠せない人が立っていた。「は?」
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