第4話  彼女の家に訪問

初デートが無事終わりその後も何度かデートして、明香との交際が2週間がたった。

俺がいまいる部屋にはかわいいぬいぐるみやらがいっぱいおいてあり、化粧道具などファション雑誌が色々と散らかっていた。

ーそう、いま俺がいる部屋は彼女の家である。そう、明香の家だ…

明香は昼休みの時龍二に『今日は私の家に来て』と言われた。

『なんで?』と聞いたら『ちょと手伝ってほしいことがあって』と言って友達の方に行ってしまった。


「いやー、部屋が汚くてどうやって片付ければいいのかがわからなくて手伝ってほしかったの、もちろんいいよね!」と彼女+お嬢様はニコニコしながら言った。

「わかりましたよお嬢様」と召使いらしく行ってみたら。以外だと思った顔をして「よろしく」と言った。

ーしかし、どこから片付ければいいものか、わからないな。まずは雑誌類をまとめてー

と、どんどん片付けていき部屋はきれいになっていった。

もう少しというところで、あるピンク色の物が少し見えた。

龍二はなんだと思って持ち上げると、明香が「あ!それはー」と言った。

なんでだと思ってそれを見るとーあっ。

そうそれは人ならば必ず着ているもの、下着であった。

明香は顔を真っ赤にしてすぐさま龍二がそれを取り上げた。

俺は何も言えなくなってしまいそこで固まってしまった。

(や、やばい。どうしよう、どうしよう!

やばいことしちゃたよ!これは気にせずに続けてはいいんだよな?)と思い立ち上がった瞬間また事件はおこってしまった。そこに落ちてた雑誌をむんでしまってバランスがくずして俺はコケてしまった。

もう感のいい人はわかるだろう。

俺はコケてしまい立ち上がろうとした。

「ん、何だこれ?」

手に柔らかい感触がするものがあった。

「キャーー!!」と声がして龍二は壁まで吹き飛ばされた。

「グッへぇ!」なんなんだと前を見ると、明香が胸をおさえて龍二のことを睨みつけていた。

あ、龍二は全てをさとった。

「え、えっと、、、ごめん」何も言い返すことができない龍二は謝るしかなかった。

明香は黙ったまま龍二の事を見つめていた。

その後は何事もなかったように掃除に戻った。

そして片付けが終わりお菓子を食べていると、明香が「さっきのことは、忘れてあげる…」と言った。

龍二はそれを聞いて「ありがとうございます!」と、土下座をしながら言った。その後は二人で学校の話などをしながら楽しく時間をすごした。でも、明香にはなにかいつもよりはくらく感じた。




夜になったので龍二は帰ることにした。そして最後に明香にこんな言葉を言われた。

「龍二くん、そのごめん!わかれて!」





外は暗くなっていて、ビルなどの光が龍二のことを照らしていた、龍二は涙をこらえながら空を見つめていた。

いきなりの言葉で何を考えることができなかった。

明香はなんもないようにそれだけを言ってドアを閉めた。

(なんで、俺はふられたんだ俺と明香はやっぱりあわないからなんか?)と思いながらトボトボとしながら歩いた。

「ただいまー」家のドアを開けると父親に「龍二ちょとこい、」と言われた。

「なんだよ親父」と聞くと親父は真剣な顔をして「実はだな…」親父はこう言った。

「お前には昔からの許嫁がいるだ。」

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