君と過ごす春休み

新岡 長潟

第1話 始まりの終業式

 明日から春休み、何も特に面白みのない1年が終わる。

僕は1年生、いやもう2年生になるのか、一年はとても速く過ぎ去っていくものでもう2年生である。

「速く終わらないかなー」

今は体育館、物凄く長く感じる終業式が始まっている、尻がとても痛く、そしてだんだん眠くなっていく。

「これはヤバいダメだ」、眠さのピークを迎え意識が遠のいていく中あることが耳に入った。

「最近、この学区内で痴漢が多発している、注意して欲しい」

そして僕は眠りについた。

 終業式が終わり僕は友人の洲崎 西に叩き起こされ目をさました。

「なに寝てんだよ、早く起きろよ」

眠い目を擦り周りを見るともう人が教室に戻り始めていた。

「早く立てよ、置いてくぞ」

「待ってよ、置いてくなよ」

僕はそう言い立ちあがり歩き出した。

 その後、教室で、諸連絡を済ませ帰路につこうとしていた。

教室を出ようとしたら、「待てよ、置いてくなよ」

西がせかせかと追いかけてきた。

「だって、さっき置いていこうとしたじゃん」

そう言ってみた。

「ごめんって、桜餅奢るから許してくれよ」

「いやいや桜餅とかそんな春かん出さなくてもいいよ」

「いやでも、春休みだからさ」

「暑くなってきたからアイス奢ってよ」

そんな会話をしながら学校を出たとき一人の少女が学校の方を見ていた。

「あの子近くに越してきた子だわ」

西がそういった

「へーそうなんだ、じゃあ近所なんだ」

「そうだね、うちの2軒先だわ」

そんな会話をしながら、近所のスーパーに向かった。








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