I like your smile. ~これから歩む未来……。この恋は運命ではなく、小さな奇跡~
ayane
プロローグ
1
――『あの紙飛行機、明日香君が見つけたらきっと運命だよね』
運命なんて言葉、簡単に使わないで。
運命はいいことばかりじゃない。
人間の意志にかかわりなく、身に起こる
幸福も不幸も、その運命の巡り合わせに人間は逆らうことはできない。
現に、明日香君と私は誕生日が一日しか違わないのに、学年は一年も異なる。四月一日が早生まれ扱いになるなんて、一体誰が決めたんだろう。
同じ四月生まれなのに、同級生になれなかった明日香君と私。私達の間には、目に見えない透明の壁がある。
――大空に放たれた意地悪な紙飛行機が……
透明の壁を飛び越えてくれるなら……。
――この恋は運命ではなく、小さな奇跡。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます