第20波 〜温かさ〜

紅に染まる木々

寒さが増す黄昏時


綺麗な橙色

透き通る空気

心の影を照らしてくれる


求められることなんて

あるはずもない

見えていたものは

もう見えなくなっていた


一時の過ち

時間が経てば忘れ

思い描く未来から

大きく逸れていた


乾いた心をあの紅葉は

潤して満たしてくれる


温かい色

優しく包み込まれていく


まだ捨ててはいけない

温もりがある限り

まえにすすむことができるんだ

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