第10波 〜摩天楼〜

志は高いが気持ちが弱い

目標を掲げるも

手付かずの毎日


何とかしがみつく

なかなかうまくいかない

甘くない世の中

厳しい社会

難しい人間関係

浅い経験

乏しい語彙力


自分を形成しているものが

何もかも足りていない

努力なのか

才能なのか

運なのか

それとも全部か


何もない自分に嫌気が差す

一つでも何か持っていたら

違った生き方ができたかもしれない


今更変わるなんて無理だ

そう思って生き続ける

諦め切った思考

なくなった意欲

泣く泣く祈祷


あの高い頂きを

天まで伸びるその先に

辿り着くことができるのだろうか

いつかきっと

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る