第11話地球圏に到着しかつての戦友たちと再会する

私の名前は瑞雲 嵐(みずも らん)現在は連合宇宙軍独立遊撃隊第一中隊第一人型戦車小隊の隊長だったわね。階級は配属されたときは降格されて二等兵だったけれどその後元隊長だった佐藤大輔名誉中佐の働きと多数のバグ撃破の実績で元の伍長に戻りその後軍曹、曹長と出世し現時点で准尉となったわね。まあ、兵隊として入った私としてはかなりの出世と言えるわね。

まあ、軍に入ってからかれこれ6年近く前線で戦い続けた私は部下ともいえるカチューシャたちと共に地球圏に戻ることになったわね。


まあ、先の戦闘で我々の部隊は壊滅的な被害を受け艦隊は旗艦大破。随伴艦はすべて沈没。私たちの部隊もまた機材はすべて全損という被害を受けたわね。まあ、重傷者多数で前線復帰できるかどうかわからないけれどね。

で、私たちは戦闘部隊の再編を行うべく地球へと戻ることになったわね。

で、物資調達を担っている軍属のマッコイという爺さんを連れて私たちはだね。

まあ、高速輸送船団に便乗した私たちは例によって。「働かざる者食うべからず」ということで私たちは作業用ATに乗って船の保守作業に従事していたわね。

まあ、どこも人手不足なのか船員たちの大半はメカドロイドやバイオロイドが多数のようね。まあ、宇宙船なら食料や酸素の問題からメカドロイドのほうが良いのだろうね。で、木星を出航してから2週間後無事に月軌道にあるゲートウェイに到着しそこで入国審査と検疫が行われたわね。

まあ、カチューシャが帝国の人間だったけれど。新城隊長が連合軍兵士という登録がされていたので入国審査は問題なかったわね。で、数週間の検疫を終えた私たちは地球への軌道エレベーターに乗り込んで地球へと降下していったわね。

まあ、軌道間往復機なんかもあるけれど大概の人員や貨物はこの軌道間エレベーターで荷揚げがおこなわれるわね。まあ、地球上にはめぼしい鉱物資源はないけれどそれでも植物、動物資源。水資源は豊富にあるので水の補給や食料の補給所としては利用価値があるわね。まあ、工場もあるにはあるけれど最近ではラグランジュポイントにあるコロニー群や月面での生産がメインとなっているわね。それでも地球に住んでいる住人もいるのである意味聖地ともいえる星になるわね。ちなみに海洋連合も帝国も首都はそれぞれ宇宙に拠点をもつわね。まあ、かつての戦争で荒れ果てた地球を休ませるということになるのかな。

そんなこんなで私たちは赤道直下のニューブリテン島のラバウルという町におりたったわね。まあ、かつてここで戦争があったとは思えないような南方特有のうだるような暑さだったわね。

まあ、そこから日本へと行くことになった。まあ、私の故郷でもあるわね。

「どうやら東アジアの日本地区へ行けということになっているからとりあえずここでは日本への直行便に乗り替わりとなるわね。

「爺さんはこれからどこに行くのだ」

「ん。わしも日本で買い付けとなるな。まあ、日本重工のお偉いさんと交渉となる。で、ユリーシャだったかな。済まんが軍の繋ぎとして出てもらえるかね」

彼女は言う。

「判りました。それが部隊と隊長のためになるならば」

「頼むぞい。となると嵐。お前たちはどうするんじゃ」

「とりあえず部隊の再編制となるわね。あと後送されたみんなとも会っておきたいし」

「そうか」

そんな感じで私たちは格安航空会社の旅客定期便に乗り込み数時間の空の旅を楽しんだわね。まあ、超音速機だったので数時間で日本へとたどり着いたわね。

まあ、そこでマッコイたちはホテルへ私達は軍の官舎へと一時的に入ったわね。

まあ、カチューシャ達はMS操縦訓練課程を受けるということでそのまま軍の訓練施設へと行ったわね。まあ、私も同じところに行くことになるけれど着任が3日後ということなので地球に降りた日にかつての戦友たちのプライベートアドレスにメッセージを送っていたので彼女たちが来たようね。

「久々だな嵐よ」

「ああ。久々だなお銀、ムラカミ、ラム、カトラスよ」

「そうだな。同じ戦場を駆け巡ったがな。まあ、俺達は機動歩兵。あんたは戦闘工兵だったけれどな。ある意味あんたはあたしらよりも危険な任務だったんだよな」

「まあ、そうなるな。敵さんの砲弾やら光線が飛び交う中で罠やらトーチカを爆破したり簡易の橋を作ったりなしていたな」

「そうだな。あ、そうだあたしらの行きつけのレストランを予約したんだ行こうぜ」

「そうだね」

そんな感じで私はかつての戦友と再会したわね

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