独立愚連隊活動せり

テンマP

第1話独立愚連隊に転属となる

私の名前は瑞雲 嵐(みずも らん)まあ、日本に住んでいる女性だ。生い立ちというかどういえばいいのかわからんがはっきり言えば底辺も底辺の生活をしていた。

生まれてすぐに母親が死んだ。そして親父は生活苦のためかアルコールに逃げてアル中で私を虐めていた。で、あたしはそれから逃げたくて親父の酒をすり替えたらそのまま死んだよ。で、天涯孤独になった私は幸いというべきなのかわからんが児童保護施設へと入ることになった。まあ、そこでも弱肉強食の世界だったので私は力をつけ目障りな奴らを暗殺していった。まあ、バレないようにいろいろとだけど。

そんな感じで中学を卒業した直後に義務は終了した国家はこれ以上扶養しないと言い放って追放さ。その時ほどだったね。

で、あたしは考えた。これといった資格もない、学歴もない。コネもない。おまけに女だ。まともな仕事なんざあるはずもない。

AV女優や売春婦という手もなくはなかったけれど年喰ったあとの悲惨さなどを幼少期にさんざん見てきた私には選択肢はなかったね。まあ、最後の手段ということになるかな。

で、工員だのといいたいけれどあそこはどうやら女性は倦厭されているそうだ。事務員なども簿記などの資格必要となっているわけでどうにもだったね。

で、犯罪者になるかということも考えたけれど犯罪者の場合官憲に捕まった場合へたすればその場で射殺。それ以外でも犯罪の罪状次第だけど木星でガス採掘やら基地設営などの過酷な労働になると聞いてる。それならいっそのこと軍に入隊するという選択肢が今の状況では最善の策といえたかな。

まあ、損耗率はかなり高く入隊して一期2年をまともに勤め上げることができる確率は3割という過酷な現場だろうけれど少なくても衣食住は確保されており、一期でも恩給と市民権が得られるという報酬がおおいね。それに企業でも軍上がりの人材は重宝されると聞いてあたしは軍の事務所の門をくぐったね。


そして、私は募集係の係員から「やめるなら今だぞ」などといったお説教を聞いたけれどあたしは「ここしかもう行く場所がない。ここをはねられたら犯罪者になるしかない」と言ったら。兵隊事務所のやつも「こうなるのを覚悟の上か」と言ってズボンの裾をあげて金属の義足をみせていた。けれどこうなるのは覚悟の上との決意を持っていたのであたしは入隊の意思をみせたね。

そして本当に入隊するのか否かを尋ねる意味で3日間の猶予期間があったけれど私は3日後に事務所に着てそして制服をもらいそれに袖をとおしたね。

まあ、その後あたしは機動歩兵の入隊訓練をうけるも選抜でおちて戦闘工兵となった私は敵の巣を爆破したこともあった。その際にタ級大型バグの殻を爆破などの機動歩兵ですらやらないような危険な任務に従事していたね。で、冥王星戦線で敵補給所を爆破した功績をあげたりしていたけれどその功績もみんなクズ司令の手柄になっていったね。

そしてあいつはあたしをみて俺の女になれとか言いやがった。で、レイプされそうになったのでとっさにあったペーパーナイフで奴の首筋を刺したわけだ。

で、憲兵に捕まって軍法会議を食らってで、あたしは二等兵に格下げされてお役御免になるまで兵隊ということになったな。

「おい。瑞雲二等兵。ここがお前の次の場所だ。せいぜいがんばれ」

とまあ、番兵はそう言って手枷を外してくれた。そして衣類の入ったカバンを投げて渡して私はシャトルを降りた。


独立愚連隊どうやらそこが私の流れついた先というやつかな。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る