いじめられっ子、異世界で最強の魔王の力を手に入れる

厨二赤べこ

序章 ここ何処?

第1話 イジメられっこ元魔王と出会う

 暗い、寒い、痛い、気持ち悪い、家に帰りたい、どうして俺が?そんな感情が心の中で渦巻く、だが一番心の中で大きく膨れ上がっているのは……復讐、だが殺す気は無いただやり返したい。何時までもやり返さなかったからこういう状況になった、そう考えていたら、不意に声を掛けられた


「おい、小僧生きているか?生きていたら返事しろ」

「う、」

「なるほど生きているのか…ならば 」

<魔法コマンド…最上級回復魔法>

<魔法名…パーフェクト奇跡キュア>

<魔法効果…対象の物体の復元>


 ある男が現れ、そう言うと俺の体のあらゆる傷が綺麗さっぱり無くなった


「え、な、なんですか!?今の!」

「説明するから取り敢えず落ち着け」

「は、はい」

「ていうか俺から質問いいか?」

「どうぞ」

「なんでお前はこんなとこにいる?」

「それは……」

「言いたくないか」

「いえ、でも思い出したくなくて」

「そうゆう場合は誰かに聞いてもらったほうがスッキリするぞ」


 俺は、考えた、話すべきかでも話しても良いのだろうか?この人には関係ないのに、聞いてくれるのか?


「俺は、聞いてやる。お前が納得いくまで」


 俺の心を読んでいるかのようにそんな言葉をくれた。こんなに優しい事を言われたのは、いつぶりだったっけ?おかしいな頬に水みたいのが、だがその声掛けで俺は安心したのかその男に話した…俺の今までを


・人の目を気にし過ぎで好きなように生きれなかった事


・そのせいで人と距離を作り過ぎたこと


・そのせいでイジメられていたこと


・それでこっちの世界に来て救われたと思ったけど俺は大した力を持っていなくてま

たイジメられ挙げ句の果には、最大難易度のダンジョンの奈落に突き落とされた事


何故かは分からないけどこの人には素直に話せた


「なるほどお前も俺と同じか。俺は魔王だ…いや正確には魔王だった者だ。俺も家臣に裏切られ、力の大半を封印された。挙げ句の果にはここに転移さ。まぁ好きなように生きていたからなのかよく恨まれていたよ」


「そうだったんですね」


「あぁ、ちょっと前までの俺は諦めていた。だがお前が上から落ちてきた、更にお前の魔王の適性は俺と同じか俺以上だ、そんな奴に俺は俺の魔法を教えたくなった、で生きてるか確認して今に至るわけだ」


「な、なるほど…ってえぇ!俺って魔王の適性があったんですか!」


「あぁ、そうだとも」


「そんな、俺は禄に魔法が使えなかったから奈落に落とされたのに?」


「魔王の魔力は凶暴だからな、例え初級魔法のファイヤーボールでも間違えれば街の一つや二つ簡単に爆散出来る」


「本当ですか!?」

「本当だ、その為に俺は魔王専用の魔法を作ったんだ。さっき使ったパーフェクト奇跡キュアもその一つそれ以外にも回復、支援、火、水と言った五大魔法それに空間魔法、大罪魔法、悪魔魔法、天使魔法、神魔法も作ったな最後に魔王魔法これが一番魔法の種類は少ないが一番火力があるただこの魔法が使えるのは魔王の適性と全属性オールマスターの力がある者のみ」


「なるほど」


「どうだ?この力欲しくないか?俺はそろそろ魔力が無くなり自分に掛けた時間魔法が切れて元の時間に戻り灰に成るだろう、その前にお前に授けたい」


 俺は考えたが、初めて素の俺を認めてくれた人の力欲しくないわけながない


「ありがたく頂戴します」


「今ここに魔王ゼノーク=ジルドの名において……お前の名は?」


「月下王魔です」


「なるほどでは改めて。今ここに魔王ゼノーク=ジルドの名において月下王魔に我の力の全てを与える!受け取るがいい!」


「はい!」


「最後に一つ……ありがとう」


 と魔王ゼノークは言い残し灰になった、ありがとう魔王ゼノーク俺は一生お前を忘れない


「あっそうだステータス見よ」


 俺は腰に手を伸ばして、現代のタブレットのような物を取り出した。これがこの世界での人のステータスやスキルなどの情報を見れる物だ。更にフレンド登録しておけば生死の判断も出来る……が生憎の俺には友達と呼べる人は居ない、早くステータス見よ


「ステータス!」

____________________

月下王魔 種族:人間(魔王) 適正:魔王 全属性

称号 凶月の如き光 Lv1 レベルアップで上がるステータスは一律100です

HP10000 MP100000

攻撃力10000 速さ10000 知力10000

防御力10000 

スキル:神速 槍神 弓神 剣神 武道神 魔法神 亜空間収納 魔王剣召喚 鑑定

魔法:回復 支援 五大魔法 空間魔法 大罪魔法 悪魔魔法 神魔法 魔王魔法

装備:魔王の冠

  :六大神獣の鎧

  :六大神獣の篭手

  :六大神獣の剣

  :六大神獣の弓

  :六大神獣の杖

  :六大神獣の槍

____________________

や、やべぇよ!なにこのチート更に何?六大神獣って!魔王さん全員倒したの?落ち着こう深呼吸だ、深呼吸ふぅー


「装備品の名前かっこいいな。鑑定!」


俺は現実逃避気味に装備品を調べた


≪魔王の冠≫魔法発動速度アップ、魔力の質を上げる

使用条件:種族に魔王が付いている者しか使えない

理論上絶対に壊せない


≪六大神獣の鎧≫防御力は装備者のLvに依存する

理論上絶対に壊せない


≪六大神獣の篭手≫攻撃が当たれば当たるほど攻撃力が上がる理論上上限は無い

理論上絶対に壊せない


≪六大神獣の剣≫使えば使うほど魔力を吸い装備者の魔力の性質で機能は変わる

理論上絶対に壊せない


≪六大神獣の弓≫魔力の続く限り魔力の矢を生成する、更に撃てば撃つほど威力が上がる理論上上限は無い

理論上絶対に壊せない


≪六大神獣の杖≫魔力効率を上げ最大で初級魔法程度なら魔力消費量1で放てる魔力効率は装備者のLvに依存する

理論上絶対に壊せない


≪六大神獣の槍≫使えば使うほど魔力を吸い装備者の魔力の性質で機能は変わる

理論上絶対に壊せない


 マジでヤバイ、て言ううかステータスより装備品がチート過ぎる、全部壊せないし更に使えば使うほど強くなるって何!?ここで俺は頭がショートした、いや厳密に言うと色々ありすぎて更に疲れていたこともあって死んだように寝てしまった


第1話終了

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