こいつらなんか変ですよ!?
さぃとぅ
序章 入学
入学式の日、僕「利府
「ガラガラガラッ」リズムよいドアのあの昔から何故なっているのかわからない音とともにドアが開いた。すると、一人の少女が背中まで伸びた艶のある黒髪をひらひらとなびかせながら教室に入ってきた、「あら、私より先に人が来ていたとは。」少し驚いた顔でこちらを見てそうつぶやいた少女、普通最初は挨拶なんじゃね!?と思ったが口には出さず「おっ、おはよう。よろしく」とだけ返した。すると彼女もそれに応え、「こちらこそよろしくお願いします。私、「中条
すると、また教室のドアが開いた「うぃーす!ってあれ?二人だけか、、、」元気な運動部挨拶とともに頭丸刈りの坊さんみたいなやつが入ってきた。もちろん制服は着ている。「おっ、おはよう」中条さんの時と全く同じトーンだが今回は仕方がないだろう、急にこんなテンション高いのぶつけられたら誰でも動揺するって!「おはよう、私中条っていうのよろしくね」全く動じずに自己紹介する中条さん、さすがだぁ~。「おう!中条さんか!よろしくぅー!で、そっちのあんたは?」わぉ!すごい無邪気な笑顔、言葉は雑だが悪い奴ではなさそう。「利府仁田です」「おう利府っていうんか、よろしくぅー。てかお前の名前呼びにくいな!リーフでええか?」「え?リーフ」「せやせや、お前のあだ名や!決まりや、お前のあだ名はリーフやリーフ、葉っぱや葉っぱ」「はぁ、葉っぱ、、、」「あっ、あとワイ「小田切
しばらくして僕たちの担任と思われる人が入ってきた。「えぇー、今日から一年間君たちの担任をする「国領 楓」といいます。よろしくね」キリっとした名字にキリっとした顔立ち、キリっとしたスーツに身を包んでいるが胸とおしりは「ボイン」だ、すでにクラスの男子何名かは鼻の下がのびっきて落ちそうだ、実際ほとんどの男性が興奮を覚えるほどのナイスバディだ、控えめに言って眼福です!「じゃあ今から体育館で校長先生のありがたいお言葉を聞きに行くからみんな遅れないように来てね」「「はぁーい」」といった感じで細かい説明はこの後なのだろう、先生はいったん職員室に戻り生徒たちは学校指定の体育館シューズをもって軽く近くの人と自己紹介を交えた雑談をしながら体育館を目指した。そのあとはよくある校長先生のお話と新入生代表の志を聞いて教室に戻ってきた。「はーい、みんな席に着いたねぇ。そして、みんな気づいてると思うけどこの教室の席順は名前順じゃありませーン。じゃあなんの順番でしょー?」みんなが気になっていたことはもうすぐ答えがわかるようだ、みんな考えてみるがこれといった憶測は立たないようだ。「じゃあ正解言うね?実はこれ学校から家が近い人順になってまぁーす!」クラスは一瞬にして静まり返った。それもそのはずだ、クラス全員の情報として住所は把握していても距離に関しては一つ一つ調べないといけないのだから、、、この教師は今それをやり遂げたと公言したのだ、小学校の先生なら家庭訪問があるのである程度の距離感を把握していてもおかしくないのだがなんせこの人は高校教師だクラスには電車通学の人もいるだろう、だからこそこのひとのやったことは本当に頭おかしいのだ。「先生、、、マジすか?」小田切が恐る恐るそう質問した、おそらく僕とおんなじことをあいつも思ったのだろう「えぇ、マジです!ちなみに小田切君より前は徒歩通学者、思ったより多いよねぇ、利府くんから後ろは全員電車通学よ」そんなことを淡々と説明する国領先生、その努力の方向に恐怖を覚えながらも中条さんもおんなじ電車通学であることに少しうれしさを感じる僕であった、、、。
「とんでもない担任がきたもんだ、、、ハハッ」思わず口から零れ落ちたひと言だった。
こいつらなんか変ですよ!? さぃとぅ @seiseiyayaya1
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