はち著『聖剣物語』
こんにゃー水銀あんじゅです。今回はツイッターで募集した企画、#RTしたあなたの小説を12星座に当てはめます。をやっていきます。企画の都合上、ネタバレの恐れがありますことをご了承ください。
今回ははちさんの本格ファンタジーです。
作品概要
十二本の聖剣が世界を作った。まず樹の聖剣イグラシドルがはじめに生まれ、その後、様々な十一本の聖剣が生まれたとされている。
そんな星にあるスナイル国では、王のイヴハップが急死してしまった。そのため後継者が指名されていなかった。急遽、王を見送る儀式であり、後継者の披露目でもある『旅立ちの儀』を、第一王子ハシム、そして第二王子キルク、二人で執り行うことになった。
第二王子のキルクに仕えるオリヴァは、少しでもキルクが王位に近づくように情報をかき集め、儀式に使われる聖剣のうち、どちらかは本物の聖剣から生まれた、上位眷属剣だという情報を入手し、その他にも『旅立ちの儀』で、上手く立ち回れるように補助をするが?
主人公の12星座イメージは?
ここでは第二王子のキルクの筆頭侍従、オリヴァを見ていこうと思います。
彼は自分の主である第二王子に献身的です。予定になかった儀式についてすぐさま調べ上げたり、靴のサイズが合わないと指摘されたからと言って、わざわざ履き方を実践で見せたりします。
これは細部にまで目が行き届くために、実務能力が高いと言われている乙女座を思わせます。そして乙女座のダークサイドな特徴には、批判的で冷たいとあります。オリヴァはイブハップ王を冷淡な目で観察しています。
主要舞台の星座イメージは?
長いお話なので、ここでは『欺瞞編』を取り巻く『旅立ちの儀』についてみていこうと思います。『旅立ちの儀』は、亡くなった王を弔う儀式でもあり、王位を継承する人物を発表する場でもあります。そこでここでは蠍座を推したいと思います。
蠍座には遺産や金融関係という意味もあります。なぜなら狭く深い関係を司るためです。血縁関係や婚姻関係など、深い関係だからこそ受け継げるものから転じて、遺産や後継ぎといった意味もあるのです。
文体の星座イメージは?
文体自体は三人称複数視点です。文体自体は作中の雰囲気に合わせて硬めですが、基本的にどの描写もまんべんなく行われています。
そこから、広く浅く物事を捉えることが上手な双子座のように思えました。
まとめ
この世界は聖剣で作られたとされています。剣は武器を司る牡羊座を思わせます。他にも牡羊座は鉄や軍隊、力そのものを表します。12星座の始まりの星座である牡羊座は、人間の魂が初めて生まれる場所だと語る占星術師もいます。
この世界は剣から生まれた世界のため、牡羊座が魂が生まれる場所という意味でも、マッチするように思えました。
素敵な作者さん情報
はちさんは、小説家になろう、カクヨム、ノベルアップ+、ツイッターで活動なさっています。
次回予告
次回はこうしきさんの『【完結済】英雄と呼ばれた破壊者の創るこの世界で』の予定です。
この企画について
企画の進捗についてはツイッター内のハッシュタグ、 #RTしたあなたの小説を12星座に当てはめます第一弾進捗 をご覧ください。
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